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夫の癌。そんな生活のスタート
38歳で肺癌ステージ3b
夫38歳、私38歳、子5歳。
ごく普通の家族。
しいて変わった点を挙げるとすれば、夫は38歳にて医大生である。
結婚後、サラリーマンを経て不思議と医学部に入学した。
「結婚する前に医者になっとけよ」と30回くらい思ったが、
入学が決まった時はまだ子どもが1歳になりたてだったので
少しそう思うくらい許してほしいと思っている。
むしろ子が幼い頃に大きな路線変更に理解を示した私は優しい妻である。
(友人たちにそう称えられたので素直に受け止めました)
いきなり話が逸れまくったが、
そんな夫の医大生としてのラスト1年。
卒試や国試に向けて膨大な知識を頭につめ込むぜ!と夫が意気込んでいたところ
健康診断で肺癌疑いとなり、その後正式に肺癌と診断された。
しかもステージ3ときた。
1年前の健康診断では何の指摘もなく、健康体のはずだった。
「え?この一年でステージ3の肺癌が爆誕したの??」
と思わずにはいられないよね。
しかも夫はタバコを吸わない。
セカンドオピニオンも受けたが、診断は変わらなかった。
一部の方にはターボ癌じゃないかと言われるかもしれないので
先に言っておくと、我が家は全員あの某おちゅうしゃは1回も打っていない。
どの癌も同じ、ではない。
「肺癌」と聞いて、他の癌と同じだと思っていたくらい私は無知だった。
大腸がんや乳がん、肝臓がん、それぞれに特徴があるとは知らなかった。
様々な違いがあるが、
とにかくインパクトがあったのは肺癌の『5年生存率』だった。
肺癌の知識を紹介したいわけじゃないし、
何よりセンシティブな情報なのでご自身でお調べいただきたい部分だが、
まぁこの『5年生存率』を知った時が最初の修羅場だった。
私は正直、西洋医学が嫌いだった。
原因を放置し、薬で症状を抑え込み、悪いところは切ってしまう。
人間を機械的に捉える医学が、主流であることに違和感があった。
対処療法だけでは、完治は難しいのではないかと思っている。
だから「医者にかかわるな」的な書籍をよく読んでいた。
そして「癌自体は痛くない、痛い・辛いのは抗がん剤などの治療のせいである」という認識があった。
決して楽観的に捉えているわけではないが
「癌はちゃんとすれば治るもの」とも思っていた。
しかし、肺癌の『5年生存率』を目の当たりにし、
その数値にさすがに不安がドッと押し寄せた。
しかも夫の場合はステージ3である。
「治る」と信じてはいるが、相当覚悟を決めて、本腰を入れて向き合わないといけないと感じた瞬間だった。
入院生活スタート
この記事を書いている今日、夫は入院した。
初日なので入院生活についてまだ書くことはないが、入院スタートに合わせて
このnoteを始めようと思った。
こういう闘病生活ブログは多いが、
夫もやはりこういったブログをいくつも読んで今後の参考にしていた。
1つ1つが貴重な体験談、情報だ。
微力ながら、似たような状況の方の参考になれば嬉しいと思っている。
ちなみに、入院=西洋医学のお世話になるということだが、
当然承知している。
夫婦で色々話し合った結果である。
まぁ、今日のこの記事の内容だけだと
色々ツッコミどころがあるなぁと自覚はしているが
一気に全部は書けないので、追々書いていけたらなと思っている。
読みにくかったらごめんね。
そして最後に・・・
これは我が家に訪れた試練だと思っています。
だからこれからの大変な日々を受け入れる覚悟は決めた。
悲観的になりがちな現実かもしれないけど、
乗り越えた先の未来に夫婦そろって夢ができたよ。
これを実現させるため、人生を歩んでいきます。
おしまい。