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現実とフィクションという話
現実とフィクションを混同しちゃいけない。
私達世代では良く耳にした言葉ではないだろうか。
そのおかげでフィクションはフィクション、現実は現実として楽しめている。
そんな中、最近は現実とフィクションの区別がつかない大人が増えているような感覚がある。
アニメやドラマへの過剰な描写規制やバライティでの過激な表現の規制もその影響だろう。
作り込まれたものと現実の違いがわからなくなっちゃった人がそれだけ多いってこと。
漫画や漫才の内容にこどもが影響を受けたらどうするんだ!って言うけど、それはこどもにこれはお芝居なんだって教えてあげれば良いだけの話。
こどもは私達が思うより聡明で柔軟だ、伝え方さえ考えれば理解は大人より速い。
だけど、大人側がこれはフィクションだから現実で真似をすると痛い目にあうよと伝える工程をすっ飛ばして、見せないようにすれば良いって考えの人が少なくない。
まあ、見せないようにしたところで自分の目の届かないところで知識を得てくるのがこどもだ。
どうも大人になるとこどもの感覚を忘れると言うけど、その弊害はこういうところにもきているらしい。
ちょっと伝える工程を渋ったことによってこどもがえらい目に遭うこともあるし、他の子をえらい目に遭わせるかもしれないのに。
まあ、そこは自己判断、自己責任ってことだろうけど。
あとはフィクションにいちいち腹を立てて怒るやつは何がしたいのか分からない。
フィクションに勝手に自己投影しちゃって勝手に気分悪くなっている。
現実とフィクションを混同しちゃいけないよって言い出した大人側が一番現実とフィクションの境目が分かんなくなっちゃってる。
そういうやって自分で衰退をさせる原因を作ってるのに最近のエンタメはみたいなこと言うんだから笑うしかない。