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人は簡単に疲弊するという話

人間っていうのは、精巧に作られているようで案外単純だ。

特に精神面は簡単に崩れる。

3日間寝ないと精神がイカれちゃうし、同じような日常を繰り返してるだけでも精神には異常をきたすらしい。

ヨーロッパの刑務所だと、穴ほってまた埋めてっていう作業を繰り返させる刑罰があったくらいだ。

しかもよりやっかいなのは精神というのは鍛えられないってこと。

身体や頭は鍛えれば分かりやすく結果が出るけど、精神面は自分で強くなったんじゃないかって思っても根本は変わらない。

健全な精神は健全な肉体に宿るみたいなこと言うけど、あれは嘘だと思ってる。

鍛え上げた肉体も、優秀な頭脳も精神がイカれちゃったらその力の使い方を間違えたりする。

将来を嘱望されたスポーツ選手が麻薬に手を出しちゃったり、優秀だったはずの人間が犯罪に手を染めたりね。

そういう意味ではどれだけきらびやかな生活をして充実しているような人でも、ちょっとしたことで精神がイカれちゃって信じられないような行動に出ちゃうのも納得だ。

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