
誇り高き人々という話
人生ってのは不思議なことが沢山ある。
今日は私が体験した不思議を一つ紹介することとしよう。
芸能人の話題や有名な曲、アニメの話等で盛り上がっていたりする場所にこんなセリフと共にそいつは現れる。
「え?誰?www」
「流行りとか興味ないから知らんわ〜www」
というようなものだ。
知らないことじたいは不思議なことじゃない、人間みな全知全能ではない知らないことがあるのなんて当たり前なのだ。
じゃあ何が不思議かって?
自分から進んで無知であるということを晒していることだ。
知らなきゃわざわざ会話に入る必要もないし、自分達の仲間内でその会話が始まったなら知ったふうな顔して話を振られた時に、実は知らないんだよねとでもいって茶化せば良いのだ。
だが、その不思議な奴らはさも知らないことが凄いことかの様に振る舞い、なんなら流行りだったり有名な人を知っていることをダサいと言わんばかりの態度をとる。
私も多少ひねくれて育ったもんで、
ミーハーな人々をダサいななんて思った頃もあったが、自分が知らないことを誇ったことはなかったので
彼らとの出会いはとても衝撃的だった。
自分が無知であると知ることは大切だが、無知で居続けることに対したメリットはないだろうから
無知のその先を考えて誇り高く生きていきたいものだ。