借る側と狩る側という話
ヤンキーが更生していく話をドラマなり何なりでやると必ずこう言うやつがいる。
ちゃんと真面目に生きてきた人間の方がカッコいい!と
でもこれを言ってる奴がちゃんと真面目に生きてきたとは限らない。
そもそもちゃんと真面目に生きてきた奴は人にケチつけるなんてことはしないんじゃないかなって思う。
むしろちゃんと更生したんだなってことを認めるだろう、これからは一緒に頑張ってこうぜ!ってさ。
ヤンキーの更生にケチつける様な奴はヤンキーではないのかもしれないが、決してちゃんと真面目な人の枠組みに入る奴じゃない。
そうやっていつも第三者ってのは
さも自分が、正しいんだって言いながら人の言葉、人の立場を使う。
虎の威を借る狐ってのは現代ではこいつ等を指す言葉のことなんだろう。
威を借り続けて、自分を虎だと思い込んで、最後は本物の虎に狩られるんだ。