ヴァサラ戦記超 第七話「バケモン」

ルト「う…ここは?」

ショウゴ「医務室だ、ギリギリ生きてたみたいだなw」

ハズキ「ギリギリ生きてたじゃないわよ!」

ショウゴにゲンコツを浴びせる

ショウゴ「いっつーーーー!、まぁいいだろ、今日はとりあえず寝てろ、十二神稽古も残り二週間、悔いなく終われるように頑張れよ…」

立ち去るショウゴ

ルト「……」

ハズキ「どうしたの?どこか痛む?」

ルト「いや、なんか…掴めた気がするんです…極みの…確信というか…」

ハズキ「あたしはよく分かんないけど頑張ってね…」

        〜夜〜

ショウゴ「ん〜夜の街はいいねぇ〜」

???「君が特番隊隊長か、」

ショウゴ「!?」

ショウゴ(コイツ…誰だ、明らかに他のやつと違うな、ジョロキアか…それ以上)

???「申し遅れたね、僕はアカネ様の最高の副官、ハバネロって言うんだ、」

ショウゴ「あっそ❗️気の極み…」

ハバネロ「よくないね、その技は…てりゃ」

ショウゴ「マジかコイツ❗️」

ショウゴがハバネロに蹴られ街の外まで吹っ飛ぶ

ショウゴ「コイツ…どんなパワーだよ…」

ハバネロ「パワーに関しては君に言われたくないなー僕は二つの能力があるんだけどね、一つ教えてあげる…えい」

ハバネロのパンチをショウゴが避ける

ハバネロ「あちゃー外れたな…」

ショウゴ「?こんなノロイのあたらねぇ…ゴハッ」

ハバネロ「あ、当たった当たった❗️僕の能力ね、敵に与える攻撃の確率を確定で二分の一にするんだ!」

ショウゴ「どうりで…」

ショウゴ(二分の一、言えば格上でも通じるわけか…)

ハバネロ「まぁ今日は報告に来たんだけど…」

ショウゴ「あ?」

ハバネロ「来たる1ヶ月後❗️僕たちアカネ軍が街に侵食するよー❗️」

ショウゴ「…は?」

ハバネロ「まぁさ!1ヶ月後なんて周りくどいやり方せずに普通に今すぐやりたかったんだけどさ、これがね…」

ハバネロが背負ってた風呂敷から何か取り出す、

ショウゴ「おいおい、それ反則みてぇなもんだろw」

ハバネロ「かつてのこの国に生まれてしまった災厄の"ブツ"、超危険人外・廻天」

ショウゴ「この国の戦いで朽ちた魂が全て混ざり合い一つのものに具現化した…マジかよ…"バケモン"が」

ショウゴ(噂には聞いていたがまだ攻撃を開始してない、いや寝てるに近い状態でこの圧迫力…ガチやべえな)

ハバネロ「いやさ、カムイ様に献上してもよかったんだけど流石に一気に食べると肉体が耐えるのに時間がかかるから少しこのエネルギー使ってたからがいいってさ、でもね、僕たち忘れてたんだ、コイツに自我があること…」

ショウゴ「自我?」

ショウゴ(自我ってなんだ?コイツも脳みそ持って喋るってことか?)

その瞬間球体だった廻天が人型になる、

廻天「もういいババネロ、あとは俺が解説する」

ハバネロ「ハ・バ・ネ・ロね」

廻天「喜べヴァサラ軍、お前らに素晴らしい遊びを持ってきたぞ♪」

ショウゴ「はぁ?」

廻天「そうだな名前は格好よく行こう、廻天遊羅(かいてんゆうら)何でどうだ?、ルールは簡単だ、アカネが俺を解放してから一日の間にアカネ軍全てを戦闘不能状態にしろ、24時間経てば俺が出てきてこの街を全て侵食する」

ショウゴ「なるほど…」

廻天「あとな、スタート地点はあの街、そしてゲーム開始時に街にいなかった奴は追加でゲームに参加できない、じゃあ終わりだ、」

廻天が球体に戻り風呂敷に入る」

ハバネロ「ってことなんだけどさ、まぁ今日は話すだけって言われてたんだけど…少し遊んでおこうかな…」

ショウゴ「なるほどね…ルールは理解、俺もウォーミングアップしたい所だったんだよな…行くぞ…」

ハバネロ「能力解放…二一撃」

ショウゴ「気の極み…徒花と散れ…」

ハバネロ「おっ極みを使うと神が紅色になるんだ、いいね」

ショウゴ「漆黒の断罪…」

ハバネロ「スコヴィルシード」

ハバネロの指から無数の斬撃が飛ぶ

ショウゴ「変えるか…羅刹爪」

ショウゴの周りを斬撃が取り囲むため効かない

ハバネロ(うーわ、コイツ…当たったは当たったけど効かないんじゃ意味ないか…しかも軽い攻撃だし)

ショウゴ「こいよ、そっちが仕掛けたんだろ?」

ハバネロ「ッチ…いいよ…」

…攻防が続く…

ハバネロ(コイツさっきから何かおかしい…攻撃を与えてるはずなのに傷が深まらない…何故だ?)

ショウゴ「お前さぁ…その能力、最初は強いと思ったけど今思うと攻略簡単だわ」

ハバネロ「💢…はあ?」

ショウゴ「じゃあ決めるか…実力最大値…裁きの逆鱗」

半径20メートルの気弾で上空にいるハバネロを打つ

ハバネロ(大きすぎる!?、ここはガードで受けるしかないな…)

ガードで受けため最小限の傷で済んだハバネロが地上にいるショウゴに向かって呪力を込めた小刀を投げ続ける

ショウゴ「マジか…やべ」

一本手に刺さる

ショウゴ「いつつつつつつつ…なんちって😛」

ハバネロ「!?」

ショウゴ「気の極み…焔」

ハバネロ「新たな型?」

ショウゴ「究極エナジー…」

ハバネロ(さっきのと同じ気弾の部類か!それはもう見切ったぞ❗️)

ショウゴがパワーを溜める

ハバネロ(パワーを溜めてる?俺が着地するまで溜めると避けられる何か?それにここの裏山を吹っ飛ぶ威力まで溜められないだろ!)

ショウゴ「と見せかけて、瞬迅一閃」

溜めてた気が消えて拳から一直線に光線を放つ

ハバネロ「マジかよ…バケモンが…」

ハバネロが攻撃を受ける直前に影が現れハバネロを抱えて消える

アカネ「ダメじゃない、アイツは強いんだから、アンタが思ってるよりもね、またカムイ様に呪力貰わなきゃ」

アカネが近くにある木に着地する

ショウゴ「…アカネ…」

アカネ「今ここで消してあげてもいいけどゲームが楽しくならないしね…今日はいいわ」

ショウゴ「…」

アカネ「今のあなたなら幹部にもなれるかもしれないのに…あー勿体無い」

ショウゴ「…黙れ、気の極み…」

アカネ「今日はパスね」

アカネが消える

ショウゴ「…クソッ」

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