ヴァサラ戦記超 第十話 「神の技」
ロット「手加減はしねえぞ」
パンテラ「?(コイツ…さっきと変わった…)」
ロット「気の極み…徒花と散れ…」
ロットの髪が紅く光り始める
ジン「すげえ覇気だ…吹っ飛んじまいそう…」
ヒルヒル「…これは…」
パンテラが真顔になる
パンテラ「呪力…お前誰だ?」
ロット「俺は…神だ」
ロット「羅刹爪」
近くの木々が大きく揺れる
パンテラ「!!」
パンテラ「音の極み…"人喰い道化"」
パンテラ「傷だらけの人形…」
パンテラの姿が一瞬にして消える
パンテラ「クレッシェンド…」
パンテラの刀がロットに近づくがギリギリの所で鎌で抑えられる
ロット「人間…風情が!」
ロット「新技…神滅光弾…」
スーパーボールサイズの気弾を高速スピードでパンテラに投げる
パンテラ「来る…」
パンテラ「アレグロ(快速に…)」
高速の刃が神滅光弾を切る
パンテラ「ニヤ…」
ロット「わずか2センチの球をよく…技量は素晴らしいな…」
パンテラ「仕切り直しだ…ビバーチェ(生き生きと速く)」
パンテラの刃が高速過ぎて消える
ロット「まずい…」
パンテラが刀を首元スレスレで止める
パンテラ「はい、僕の勝ち…」
ロット「違うな…」
一瞬の内に消える
パンテラ「!!」
ロット「新技2…音の戦い方…学ばせてもらったぞ…破壊の自曲…」
ジグザグに動き敵を翻弄してから蹴りを決め込む
パンテラ「ガハッ」
パンテラの刃がみねうちだが腹に当たる
ロット「ゴハッ…」
ロットの髪の色が元に戻り鎌が消える
〜精神世界〜
ショウゴ「ばかが…交代だ」
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ショウゴ「はぁ…はぁ…」
パンテラ「やるねぇ…ショウゴちゃーん、そんなに強くなってたの…」
ショウゴ「お前も…見た事ない技…多かったな」
ジン「ん…」
ヒルヒル「どうした?ジン」
ジン「ショウゴさんの気…戦ってた時と大きく違ってた」
ヒルヒル「そりゃ戦ってる時は多少変わるだろ」
ジン「いや…極みのエネルギーを感じなかった…」
ヒルヒル「まぁ俺たちはわからねえのかもな」
ジン「………それもそうだな!」
ヒルヒル「そういえばルトは?」
ジン「また山奥で修行だよ、あいつ相当暴走を抑えたいんだろうな」
ヒルヒル「へー俺たちも負けてられないな!」
ジン「そうだな!」
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ある廃村
ラショウ「ようやく会えたな…アシュラ…」
アシュラ「…」
ラショウ「何のつもりだ…いや…言う必要はないな…」
アシュラ「…」
ラショウ「黙ったままか…💢」
アシュラ「お前は俺には勝てない…」
ラショウ「はぁ…」
ラショウが一瞬のうちに姿を消す
アシュラ「!!」
カムイ軍部下(この話では以下部下と呼ぶ)「アシュラ様!」
部下が盾になる
しかし体を半分に斬られてしまう
部下「が…がは…」
ラショウ「仲間がやられたのに何もなしか…もはや過去の貴様はいないな」
ラショウ「妖の極み…鬼金棒(ききんぼう)」
ラショウの刀のオーラが大きくなり大振りの一撃を放つ
アシュラ「龍の極み…白龍爪…飛龍爪…」
2人の斬撃がぶつかり合いオーラが散らばる
部下「強すぎる…ガハッ」
部下たちがどんどん気絶する
アシュラ「確かに強いが…俺の相手じゃない」
ラショウ「何だと?」
アシュラ「僕は手を再生した時に更にパワーが増した…そこで手に入れた力…見せてあげましょう」
ラショウ「…来る」
アシュラ「双龍爪…炎龍爆羅(えんりゅうばくら)」
刀に宿した炎のエネルギーが龍の形をする
ラショウ「まずい!大天狗!」
2人の斬撃が再び重なり合うがアシュラが押す
ラショウ「な、なに!」
ラショウ「く…くそ…」
その瞬間光が眩く輝く
ラショウ「!!」
アシュラ「いまはまだ…戦う時ではない)
アシュラが姿を消す
ラショウ「!どこだ!逃げるな!」
ラショウ「くそ…クソォ!」
地面が凹む
第十話 完