KKコンビ
2023.11.18 070
毎日note、昨日はタッチの話を書いたけど、同時期に興味を持たせられた高校球児の聖地、甲子園を沸かせた2人のスターについて。
昨日書いたタッチの話の続きになるが、ことあるごとに「南を甲子園に連れていって」というセリフが出るタッチ。
甲子園ってなんやねん、と思っていたがテレビでやっていると父親に聞き、観てみるとそこには2人のお兄さんが甲子園で輝いていた。
清原和博選手と桑田真澄選手。
もれなく俺はこの2人のお兄さんに釘付けになる。
小柄な身体で、帽子が横になるほどの迫力で三振を奪っていく桑田投手。
どんなピッチャーからも右へ左へ大きなホームランを放つ清原選手。
夢中になって観ていた。
そして、俺も甲子園に出場して、読売ジャイアンツに入団して、原辰徳選手から四番サードと背番号8を継承するんだ!と最初の夢が出来た。
そしてKKコンビの代名詞と言えば、ドラフト。
ジャイアンツファンの俺としては、清原選手に来てほしかった。
3番クロマティ、4番原、5番吉村、6番清原だったらもの凄い打線が出来る!と思い込んでいた。
しかし、結果として桑田投手がジャイアンツに。
清原選手はライオンズに行くこととなる。
なんだよ、桑田かよ、清原がよかったな。
そう思っていた。
現に清原選手はルーキー時代に126試合に出場し、打率.304、123安打、31本塁打、78打点、6盗塁という成績で文句なしの新人王を獲る。
100試合以上出場して2回しか3割を超えていないが、それを高卒ルーキーでやり遂げたという点が本当にすごい。
そして30本以上のホームランを放っている。
ジャイアンツにいれば・・・なんて何度思ったが。
しかしながら、桑田投手も徐々にそのセンスを披露していく。
コントロールの良さ、ストレートのキレの良さ、カーブとのコンビネーションを駆使し、勝ち星を重ねていく。
ヒール役としてマスコミに扱われていたが、次第にヒーローとしてまつられていく。
斎藤雅樹投手、槙原寛己投手としてジャイアンツの三本柱として活躍してくれた。
清原選手は右打者なのにライト方向へとても大きなホームランを打てるのが印象的だった。
あんなにきれいな流し打ちのホームランは、落合博満選手か清原選手の2人しか俺は知らない。
かと思えば、ジャイアンツ時代の清原選手が、西武ライオンズと日本シリーズ第1戦で松坂大輔投手からレフトスタンド看板直撃の特大ホームランをたまたま現地のバックネット裏で観ていたこともあり、そのシーンも印象的だ。
桑田投手と言えば、ダイビングキャッチで右ひじの靭帯を損傷してしまったあのプレーだろう。
桑田の反射神経の良さが生んだ悲劇とよく言われていたが、今当時の試合のダイジェストをYouTubeを観てみたが、その後結構投げていたのな。
しかもストレートもカーブもキレッキレ。
勤続疲労で肘や肩もボロボロだったかもしれないけど、それにしてもオーバースローでの桑田投手の投げ方は今見てもほれぼれするほど美しい。
今はショートアームで投げるピッチャーが、大谷翔平投手や山本由伸投手を始め目立つし結果を出しているけど、昭和世代の俺としては桑田の投げ方が世界で一番美しいなあなんて思ってしまう。
桑田さんはジャイアンツでこれからも手腕を発揮してもらいたい人材。
清原さんはそろそろ禊は済んだと思うので、野球界に貢献していってくれると、KKコンビを観てきた世代としては嬉しい限り。
まだまだ2人とも応援したいと思います。