2019年11月20日 奥久慈男体山(654m)
日程:11/20 大円地登山口8:23→10:19男体山山頂10:36→13:19第2展望台→13:35鍋転山(第1展望台)13:45→14:38月居山→15:28生瀬滝展望台→15:34袋田の滝
歩行データ:平均登高スピード登り302、平均登高スピード下り-383、消費エネルギー1757
メンバー:秋田、糸の会メンバー6名、コーチ
糸の会の山歩き、今回は茨城県奥久慈の山、紅葉を愛でに行く。前日は水戸の偕楽園、もみじ谷を見てから、水郡線で常陸大子まで。先頃の台風の水害で水郡線の西金駅~常陸大子駅間は不通となっていて、代行バス。大子の奥久慈館に前泊して、翌朝、タクシーで大円地登山口へ。
標高は600mあまりの低山ながら、険しい登り。山全体が礫がたくさん混じった礫岩でできていて、鎖やロープが至る所に設置されていた。まずは一気に男体山山頂目指して登る。山頂手前の尾根で下を見ると、一面紅葉に覆われた低い山並みが限りなく広がっている。
山頂へ出ると、遠くからもよく見えた電波塔が立っていた。工事中でまもなく完成しそう。鹿島灘が遠くに光り、筑波山、そしてさらに遠くには富士山。このふたつを同時に眺めることができる場所はそうはない。北の方には日光男体山、那須連山、安達太良山まで見渡せる。そしてちんまりした男体神社奥宮。小休止の後は尾根筋を下るが、この先が本日のメイン。延々と袋田の滝まで尾根道を下っては登り下っては登りを繰り返す。そして周囲は真っ盛りの紅葉。
お天気は快晴、青空を背景に、行く手に朱や黄色の葉っぱ、見上げても逆光に映える紅葉、足下を見ても紅葉の葉っぱばかり。モミジもいろいろな形の葉っぱがある。大きさも大きいのも小さいのも、指の数も5本のももっと多いのも、色も濃い朱色、茶色っぽいの、黄色いのと様々。忘れた頃に急斜面、よじ登っていく。
これほどの紅葉責め、初めてだなあ。時折、吹きつのる風は冷たいが、ずっと吹かれる訳ではない。大きく息を吸い込むと、体の中まで紅葉色に染まりそうなほど。気持ちいい。
うんざりしかけた頃、見晴らしのいい第2展望台。日光男体山の山頂付近の雲がとれている。那須の山々も近づいた。
さらに進むと、第1展望台。ここは鍋転山山頂。ここでしっかり食事休憩。足を止めると風が冷たいので、上着を着込む。
その先のピークは月居山山頂。月居城跡の立派な石碑。月居氏子孫が寄付金を出して建立したと刻まれているが、裏面を見てびっくり。月居姓の方々はほとんどが北海道在住なのだ。そもそも月居氏は佐竹氏の支族。佐竹氏が秋田へ移封された際に同行、そこからさらに開拓で北海道へ移ったのだろうか。
さあもうこれで後は下りかと思ったら、コーチがにやにやしながら、まだお楽しみはあると言う。えええ。袋田の滝の手前に、長い長い石段の山越えが待っていた。ひぇー。登った分だけ、階段を下る。久々に右膝周りが辛くなってきた。やがて水音が聞こえてきて、脇道へ入り込むと、生瀬滝展望台。下から袋田の滝を見ても見ることができない、最上部の滝。いいものを見せてもらった。そして下りきると、袋田の滝。
ずいぶん昔に来たことがあるが、その時にはなかったエレベーターで上る展望台まで上がって、観瀑。見事なり。袋田からタクシーで大子の温泉施設へ行って、汗を流した後、食事。また代行バスで西金駅経由、水戸から特急で帰路についた。
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