2019年4月6日 筑波山(877m)
日程:YH跡駐車場7:50→8:43御幸ヶ原→9:01女体山山頂→9:25男体山山頂→自然研究路→9:40立身石9:55→10:25御幸ヶ原→11:14YH跡駐車場→(車移動)→11:36つくし湖畔
歩行データ:平均登高スピード登り382、平均登高スピード下り-429、消費エネルギー836
メンバー:秋田
今年初の筑波山。全体的に山の花は早目だと思っていたが、筑波山のカタクリ情報はなかなか出てこず、先週末にようやく開花し始めたとの情報。そろそろいいかなと行ってみた。毎度お馴染みの北側山腹のYH跡駐車場。きれいに整地され、砂利が敷かれていた。8時前とあって、さすがの週末土曜でも先客は1台のみ。
登山道はキャタピラ跡がずっと御幸ヶ原まで。乾燥しきっている。さて、登り始めてすぐのカタクリ群生地はどうかな。おお、咲いている。でも、まばら。しかも色が薄い。やはり今年のカタクリはどこもイマイチだなあ。昔は斜面一面見渡せたけど、下木が生え始めていて、景観が変わってしまった。カタクリのためには、下草をきちんと刈った方がいいのだけど。ま、そんな無理を言ってもしょうがない。まだ早いのでしっかり開花してないのも多そう。帰りにまた寄ってみよう。
登るにつれ、カタクリの生息域が広がっていると実感。昔は、群生地を過ぎると、あとは御幸ヶ原の山上の囲われた園地と自然研究路脇ぐらいしかなかったけどなあ。その代わり、途中の沢沿いにいろいろ生えていた花を見かけなくなった。植生はどんどん変わっていく。
御幸ヶ原に登っても、まだケーブルは動いていない。自力で登ってきた人しかいないので、静かなもんだ。カタクリ園地を回って女体山山頂へ。園地のカタクリはようやく咲き始めたばかり。この中に白いカタクリがあるらしいのだけど、見つけられず。女体山山頂。春霞、あるいは黄砂の影響か、遠景はぼんやり。霞ヶ浦がかすかに見える程度。
続けて男体山山頂。カタクリや青いキクザキイチゲが咲いている。タチツボスミレも。ここまでは登っている人もそれなりの人数がいるが、自然研究路へ回るとぐっと少なくなる。その方がありがたいが。カタクリが道の脇にたくさん咲いている。タチツボスミレも。
立身石で恒例の一服タイム。幸い、人はいない。大石の張り出したテラスに足を伸ばして座る。おにぎりを食べながら、絶景を独り占め。昨日ほどではないが、風が結構吹いている。下界では桜が満開。あちこちにピンクの花群が見える。高所恐怖症ではないが、足の下が気になり始めると、お尻がむずむずしてくる。そろそろお暇しよう。入れ違いに若いカップルが向かったので、誰もいないよ、と言ってあげたが、特等席の意味を理解してくれたかなあ。
だいぶ前に崩落した部分がまだ未通となっている。迂回しようかと思ったら、反対側から来たおばさんグループがそのまま通ってきたので、こちらも直行。北斜面のニリンソウ群生地は花は全くなし。蕾をひとつだけ発見。しばらく経たないと花は咲きそうにない。カタクリの時季に来ると、たいがい咲いていたのだけどなあ。
御幸ヶ原に戻ると、ケーブルカーで上がってきた人達で賑わっている。お、ガマの油売りもやってる。カタクリ祭りの期間中はいろいろイベントを用意しているのだな。さて、下山。カタクリ群生地をのぞいてみると、朝に比べて花びらがたくさん反っくり返っている。しばらく撮影。花自体も小ぶりかなあ、今年は。駐車場脇のキブシが花盛り。車は10台以上停まっていた。
山を下り、ツクシ湖畔の桜を見る。見上げると、グライダーだろうか、2機が寄り添うように飛んでいた。