2020年4月6日 筑波山(877m)
日程:YH跡駐車場10:53→11:50御幸ヶ原→自然研究路→11:57立身石(昼食)12:11→12:19男体山山頂→13:09御幸ヶ原→13:47YH跡駐車場
歩行データ:平均登高スピード登り394、平均登高スピード下り-406、消費エネルギー731
メンバー:秋田
調べてみたら昨年と全く同じ日に筑波山へ出かけた。本当は2日前の土曜日に出かけるつもりだったが、新型コロナ騒動のため千葉県民は週末外出自粛するようにとお達しがあり、控えた。例年より相当開花が早いため、3月末までには行きたかったのだが、徳島へ出かけていたため、出遅れた。
これまではいつも週末の朝、早く出かけてきたが、月曜日。通勤などで渋滞するだろうと、ゆっくりめに出発。つくし湖畔の桜はほとんど散っていた。この桜が咲いている時が山のカタクリの見頃、ということはやはり出遅れか。林道を登っていこうとしたら、車両通行止めの看板。あちゃ。各地の山で昨年の台風の影響が残っているが、ここもか。しょうがない。別ルートで登る。
いつものYH跡駐車場に到着したのは10時45分。車がたくさん駐まっている。大半が水戸ナンバー。1台分だけスペースがあった。身支度を整え、出発。おばさんがひとり歩いている。挨拶したら、いつもは表から登るけど、初めて裏から来てみたという。足下のカタクリを見て、たくさん咲いてる、と言うので、もう少し先に群生地がありますよと教えてあげた。
さて、その群生地。やっぱり遅かった。しなびた花、たくさん。まあでもまだ見頃の花もある。しかし、密度が薄まったなあ、ここも。ご近所の群生地の方がよほど密集している。昔はもっと一面埋め尽くされていたのに。それでもせっかく来たのだから、気を取り直して30分ほど撮影。
登山道に戻り、歩き始めたら、上から小型ユンボとキャタピラ車が下ってきた。相変わらず林道工事をやっているようだ。山頂までの登山道脇にカタクリが所々かたまって咲いている。群生地の密集度は薄まったが、昔は見かけることがなかった山頂方面への間に確実にカタクリは広がっていっている。気温というか土の温度が高くなってきて、上へ上へと移動してるのかしら。
御幸ヶ原へ登ったのはお昼近く。さすがに人は少ない。が、グループで来てる老人連中もいる。そうか、茨城県民は外出自粛や三密御法度をさほど気にせず動いてるのかなあ。いつもなら女体山へ向かうが、パス。いきなり自然研究路へ。前を歩く人がいる。いつもの立身石。ここにも先客。が、お気に入りテラスは無人。早速、座り込んで大パノラマを独り占め。で、朝作ってきたご飯サンドを食べる。いい気持ち。風が時折強く吹く。下界の桜はまだかろうじてピンク色の塊に見える。
自然研究路の道端にもカタクリはあちこちに。まだフレッシュな花もある。数年前に崩れた部分は今年もまだ通行止めのまま。迂回路を行くと、男体山山頂を経て、研究路に戻る。そしてニリンソウの谷間。ありゃ。ニリンソウはほとんど咲いていない。カタクリの開花ペースからすればもっと咲いてるはずなのに。おかしいなあ。
さらに進むと、これから咲きそうな白花のキクザキイチゲ。そして少ないけど青のキクザキイチゲの咲いたの。ユリワサビも。まあこの子達も見られたからヨシとしよう。その先にもカタクリは多数。一周して御幸ヶ原に戻ると、さっきより人が増えていた。ガイジンさんカップル、若い人たちもいる。中学生ぐらいの男女グループも。
カタクリ園地だけ一回りしてみる。ここもピークは過ぎていた。タチツボスミレも多い。ご近所のカタクリ群生地と同じだな、カタクリが終わるとタチツボスミレか。お、白花のエイザンスミレが咲いてる。よかった。見ることが出来て。アズマイチゲも咲いてるよ、遠いけど。
まずまずの成果に納得して下山。今年の筑波山のカタクリ、見納めだ。山を下って、車を走らせ、筑波山を見上げると、所々にピンクの桜の花があって、良い景色だった。