YAMAHAの新しいシンセティックリードについて
以前にリードをForestone檜にしてみた話を書きました。一瞬、理想のリードが見つかったかと思いましたが、部屋で練習で吹く分にはよいのですが、外でバンドに合わせて吹いてみると音圧不足を感じます。リードの先しか振動してない感じがイマイチです。
そんな中、何とあのYAMAHAが新しい合成リード(シンセティックリード)を出したので早速テナーの2半(TSR-25)を買ってみました。お値段は2,200円と合成リードとしてはお安めです。
シンプルなパッケージで好感が持てます。Forestoneは中途半端に豪華なケースに入っており、どうせ捨てることになるのにもったいないなと思っていました。YAMAHAのリードは見た目はForestoneにちょっと似てますが別物です。触っただけで腰が強いことがわかります。YAMAHAのサイトではマウスピースYAMAHA 4Cとの相性バッチリみたいなことが書いてあったので、吹奏楽向けのカットなのだと思います。
自分は広いマウスピース(8*)に柔らか目のリードを組み合わせて、緩いアンブシュアで吹く(ジャズでは一般的な)セッティングなのですが、2半でも自分にはかなり堅いです。吹いた感触はかなりケーンのリードに近いと想います。
手持ちのForestone檜とLegereと吹き比べてみたので動画をアップしました(Fibracellとケーンリードはちゃんと鳴るのが手元にないので断念)。比較のためにエフェクターもレベル調整もなしで、カメラのマイク直録りです。
やはり、Forestone檜は音圧不足ですし、フラジオの当たりもイマイチです。一方、YAMAHAかなり良いと思いますが、堅くて低音出すのがキツいです。ちょっと削ってみようかと思いますが、一般的に合成リードは吹き続けていると(ケーンリードほどではないにせよ)ちょっと柔らかくなってくるので、しばらくしたら削ってみる予定です。
YAMAHAがジャズカットのバージョンも出してくれればうれしいのですが。