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「違い」と「差」 ~【櫻坂46・日向坂46】各グループの雰囲気について~
坂道グループの中で、自分たちの冠番組が円盤化されていないのは、櫻坂46だけである。
メンバー同士が撮った楽屋などのオフショット写真集(=○○撮)が無いのも、櫻坂46だけとなっている。
外番組の出演傾向を見ても、乃木坂46が開拓した番組を引き継ぐのは、日向坂46となる場合が多い。(高校生クイズなど)
逆に、ロック系のフェスからオファーが来るのは、圧倒的に櫻坂46が多い。
このように、同じソニーからデビューしているグループでも、アイドル寄りの活動が多いのが「乃木坂46→日向坂46」であり、アーティスト寄りの活動が多いのが「櫻坂46」というように、グループごとの活動には、かなりの『違い』がある。
このような『違い』は、全てのグループが生き残っていくために必要な戦略と言えるだろう。
目指すゴールが同じとなっても、それぞれが別の道を歩むことで活動を継続していくことができるからだ。
3月には、日向坂46の東京ドーム公演がある。
乃木坂46や欅坂46は、既にその舞台を経験しているのだが、
日向坂46は、長年の目標としてきた念願の場所である。
既にドームを経験した二つのグループも、それぞれが全く異なるテイストのライブとなっていた。
そこで、三坂目となる日向坂46は、どのような演出をしてくるのだろうか。
乃木坂46のように、キラキラとした美しいアイドル路線で来るのか。
はたまた、ひたすらクールでかっこいい欅坂46路線で来るのか。
どちらにも似ていない独自路線で来るのか。
欅坂46は、坂道グループ第二弾としてデビューしたのだが、それまでのアイドルにはない、ニッチな領域をひたすら歩むことで、段々と世間から認知されるようになっていった。
その姿を見て「けやき坂46」に加入してきたのが、現在の日向坂46の中心メンバーである。そのため、どうしても、そちらの路線に対する憧れがあるはずである。
しかし、安易にその路線を選択してライブを構成してしまうと、欅坂46のライブと比較されてしまうだろう。
そのパターンでは、どちらも同じ道を歩くことになるため、先か後かという『差』でしかなくなってしまうため、どちらにとっても得策とは言えない。
日向坂46のライブは、圧倒的な多幸感と、ファンとの一体感が最大の売りである。となると、乃木坂46のライブのように、どんどんと観客に近づいていく演出の方が受け入れられることは間違いない。
幕張メッセのように、天井も低く、横幅も狭い会場であれば、観客に近づく演出もしやすいが、東京ドームでは、かなり大がかりな装置が必要となってくる。
それでも、あらゆる案を考えて、予算の許す限り、実現してもらえると観客の感動はより大きくなるだろう。
日向坂46は、その発足時から、自分たちの特徴として、どこをアピールすればよいのかを模索し続けている。
自分たちの冠番組やバラエティー番組などでは、いつもかなりの成果をあげているが、実は歌もダンスも出来るハイスキル集団であるという部分が、一番世間に認知されていない部分と言えるかもしれない。
そんな世間からのイメージを塗り替える絶好の機会が、今回の東京ドーム公演と言えるだろう。
そこでは、どんな演出になろうとも、彼女たちの気合い充分な過去最高レベルのパフォーマンスが繰り広げられるはずである。
そのため、彼女たちの勇姿を生で観るために、熾烈なチケットの争奪戦となるだろう。
その戦いに勝って、是非とも、現地で参戦したいのだが、どんな結果となることやら・・・。
今は、少しずつでも善行を重ねて、抽選で当たる確率を細々と上げる努力をしているところである。