大きな可能性 ~【櫻坂46】『1st TOUR 2021』での決意表明
『1st TOUR 2021』のラスト、「櫻坂の詩」を披露する前にキャプテンがコメントする場面あった。
卒業する二人のメンバーや休養中の小林さんについて話をした後、櫻坂46となってから、メンバー自身も不安に思いながらも、前を向いて活動を続けてきたことを明かしてくれた。加えて、改名したことに関して、ファンがどのように感じ、これからファンで居続けてくれるのか心配していた心情も、しっかりと言葉にしてくれた。
このように、グループを代表して、その時に気持ちを伝えてくれる菅井さんの言葉には、まったく嘘や誇張がない。
改名を発表した時、ラストライブの時、カウントダウンライブの時。
グループが苦難に直面し、それを乗り越えようとする時、彼女の言葉は、メンバーの気持ちを代弁するものとして発信される。同事に、ファンに対して、疑問や憶測を払拭し、安心を与えてくれる「魂の言葉」となる。
ファンだけでなく、メンバーやスタッフに対しても、「謙虚で優しい気持ち」や「感謝の気持ち」を向ける彼女の姿勢は、今回の発言でも貫かれていた。
あのときから、私たちは、前を向いて色んな気持ちを持ちながら、それぞれ進んできたんですけど、前を向きつつも、私たちこれで大丈夫かなとか、皆さんのお気持ちも、ちゃんとついてきてくれてるかなとか、不安になる日もありました。
でもこうして、今日こんなに素敵な景色を観ることができて、配信でもたくさんの方が見守ってくださって、もう1度、私たちの進む道を自信を持って、これからも皆で歩んでいきたいなと実感しました。
(中略)
スタッフの皆さん、メンバー一同、全員高い意識を持って、最後まで全員で駆け抜けることができて、今はほっとしています。これからも色んなことがあると思うんですけど、皆で精一杯進んでいきたいです。
ライブのパフォーマンスを観ている時に感じていた「彼女たちの決意や情熱」も、このように言葉にしてもらうことで、ファンとしても答え合わせができるので、非常に安心できる。
ライブツアーを始めるにあたって、2つの目標を立てたことも話していた。
目標①
久しぶりに会えた「Buddies」や
初めて参加されるお客様にも
櫻坂のパワーを思いっきり届けたい
エールを届けたい
目標②
今回のツアーを通して
チームワークを高めたい
苦楽をともにした一期生だけではなく、二期生のたのもしさ、新二期生のめざましい成長についても触れながら、二つの目標が達成でき、グループの可能性が感じられるツアーであったことを、このように話してくれたことが嬉しい。
「櫻坂の詩」を披露した後、改めて、キャプテンから決意表明があった。
櫻坂46には、
まだまだ課題もいっぱいあります。
全国の皆様に
もっともっと知っていただきたいですし、
もっともっと世界中に
訴えかけることができる、
発信できるグループに成長していきたい
と思っています。
これからも私たちのことを
応援してくださったら嬉しいです。
このように高い目標と問題意識をもって、成長しようとしているグループは強い。
これからも、進化する彼女たちの姿をしっかりと見守っていきたい。
ヨーロッパ最大級の音楽授賞式「2021 MTV EMA (Europe Music Awards)」の日本部門である 「ベスト・ジャパン・アクト」への投票は、EMA公式サイトで日本時間11月11日午前7時59分で受付を終了した。
11月15日に結果が発表され、ファンの投票によって、見事「ベスト・ジャパン・アクト」に選ばれた。
このような機会に、きっちりと結果が残せたことが、ファンとしても大変に嬉しい。
ヨーロッパで受賞できたというだけで、国内の注目度も一気に上がるだろう。国内はもちろんだが、海外でも櫻坂46のパフォーマンスに触れてもらうきっかけとして、今回の受賞は大変に意義深いことである。
今回のことで、彼女たちのワールドツアー実現に向けて、大きな一歩を踏み出したと言えるのではないだろうか。