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人と関わりたいコミュ障の為の人間関係構築術

春になって、新たな出会い!となるこの頃。
でも、「人と関わりたいのに、コミュ障でできない……」という人は多いんじゃないかな。
ASD、内向型、HSPの人に特に顕著だと思う。

人間関係の築き方について周りをお手本にしても、うまくいかなくて悩む事も多いよね。

でもうまくいかないのは当たり前。そういう方法は自分に合っていないんだから。
ぼくらコミュ障の人間構築方法は、「皆でワイワイ遊んで友達100人つくろ♪」な外向型なやり方とは違うアプローチが必要になります。

コミュ障の人間関係のポイントは、
1対1の関係を築く事です。


コミュ障の人間関係の極意は1対1だ

1対1のコミュニケーションのメリット

1対1でのコミュニケーションの場合、相手とゆっくり深く対話する事ができるので、長期的な関係を育てやすい。

相手の話も聞きやすいし、自分の事も気後れなく話す事ができ、自己開示し合いやすい。
その場のノリ、周りの空気というものもありません。

気が合う者同士、じっくりと対等な関係を築いていける事が大きなメリットだと思います。


グループだとメンバーの合う合わない、メンバー間の序列が生まれやすいけど、 1対1の関係ならこういった問題に振り回される心配はない。
コミュ障は、1対1の人間関係を作る事をおすすめします。


グループに入る事は絶対にやめた方がいい。

グループに馴染む為に媚びた結果、メンバーのパシリにさせられたりいじめられる事にもなる。

ここまでひどいケースにはならなくても、自分以外のメンバーの仲良しが目に見えて分かる事で、一人でいる時よりも疎外感を感じて疲弊します。

「話しかけてもらえない……自分だけ誘われない……自分はいらない存在なのかな……」と。
ぼくもグループ付き合いしてた時は病んで仕方なかったです。

1対1の人間関係にシフトしたところ、この悩みはなくなりました。
コミュ障はグループというものに絶望的に向いていないんだと思います。

1対1の人間関係を築く為のポイント

関係を築くべき人の選び方

選ぶ基準としては、

・一人行動派のソロ充
・距離感が適切かつ丁寧で話しやすい人
・内向型な人
・深い話を好む人
・知り合いや友達が多すぎない人

要するに自分と波長が似てる人

これらの人にアプローチをかけてみて、自分に興味をもってくれた人がいたら、対話し合いながら少しずつ仲を深めていこう。

ぐいぐい行くのはNG。あくまでも自然体で、向こうがだんだんと話してくれるのを待ちながら、「もっと仲良くなれたら万々歳だな~」くらいのゆったりとした心持ちで構えよう。


逆に選ぶのを避けた方がいいのは、社交的で友達多くてウェイ感あるような、要するに自分と真逆のタイプの人。
気後れするし疲れるし、というか相手はぼくらコミュ障の事なんて見てないから。

向こうにとってはこちらなんて「なんとなーく知ってる顔見知りのうちの一人」としか認識されないので、メンタルにダメージくらうしね。

「狭く深くの付き合い」をしたいのなら、同じくそれを求める人を選ぼう。

外向型に内向型が望むような関係を求めると、「え、こっちはそんなの求めてないけど。君重いよ」って引かれます。

あいつらの人間関係はウェットに見えて意外とドライ。
ノリとウェーイだけで生きてるから、狭く深くなんて関係は作れないのだ(偏見)。

付き合いの注意点

グループに属してる人は避けよう

相手が内向型やおとなしそうなタイプでも、グループに入っている・特定の仲良しの友達がいて、いつも彼らとつるんでいる人は避けた方がいいです。

「友達紹介するよ」となって、別に仲良くなりたくない友達の友達とまで関わらなきゃいけなくなる事になるし、なんだかんだでグループに入会しちゃう事になるから。

特定特別の仲良し・ベッタリズッ友がいないソロ充とだけ付き合うようにすれば、余計な人間関係がくっついてこなくて済む。

相手に多くを求めない事

これは他の記事でも口酸っぱく言ってる事なんだけど、相手に多くのものを求めてはいけない。

「狭く深く」とはいっても度合いは人によって違うし、自分が求めているからといって相手も同じような熱量でいる訳じゃない。

「このくらいの関係が上限かな」と感じたら、それ以上は求めない事が大事。

内向型は友達が少ない分、どうしても一人心許せる人ができるとその人に依存してしまいがちなんだけど、それは自他共にデメリットがありすぎる。

特定の人に執着すると、その関係を保つ為に周りを振り回す事になります。

自分を犠牲にしたり、逆に相手に過大な要求を求めたりと、メンタル的にも人間関係にも悪影響がある。

大きなトラブルに発展する危険もあります。

「自分の一番の友達になって!!」なんて求めるのはエゴだし、求めた時点で対等な関係ではなくなる。

「友達」という感覚には、もうちょっとドライな意識を持とう。
とくに大人になってからの友達付き合いというものには、学生時代のような「ウチらズッ友☆」みたいなものを求めない方がいい。

お互いライフスタイルも違うし、考え方も違う。話す内容にしたって共通する趣味等の範囲にとどまるし、会話の中には社交辞令や建前も入る。


「友達」というよりも、
「気が向いた時に語り合える相互フォロワー」くらいの距離感を頭に入れておこう。
このくらいの感覚でいた方が、求めすぎず依存しすぎずの程良い距離感を保てると思います。

本音で語ってぶつかり合える友達が欲しいのは一番だけど、そこに至るまでは長く深い付き合いが必要だし、互いに同じ熱量を持ってる事が前提になるから、難しい事は覚悟しておこう。


コミュ障でも、自分に合ったやり方でやっていけば、人間関係を作っていける。
外向型の言う「皆で集まれ!皆でワイワイ!」というのは、同じ外向型に向けたコミュニケーション術なんだよね。
これはぼくらには向かない方法です。


コミュ障や内向型は、同じく内向型で人付き合いが苦手な人が教えるコミュニケーション術を参考にするべき。
何事も自分に合った方法を使う事が大事だよ。

肩の力を抜いて、新たな出会いを楽しもう。


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