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ソウルに行かない韓国旅行 導入編

2024年8月のお盆休み、コロナ禍も過ぎて海外行きたいけどすべてが高いと思っていたら3万円で韓国往復ができるチケットを見つけ、8月入ってから予約して5泊6日で行ってきました。しばらく海外でのバックパックからも遠ざかっていたので、リハビリもかねて。今の時代Sim使えばスマホでなんでもできるし、1泊目以外ホテルも一切予約せず大まかなルートだけ決めて、あとは現地で方式を取りました。

今回往復に使ったのはAero Kという初めて利用する韓国のLCC。Aero Kの拠点空港は清州市の清州国際空港で、日本は成田と関空便がある。清州自体はソウルに比較的近い地方都市で、一応韓国第5の都市の大田市の最寄の空港になるよう。コンパクトながら必要十分、そもそもの利用者が少ないから本当楽だった。成田便の利用者も韓国人が7割くらい、日本人は韓国慣れて値上がりしたソウル便から流れついた人が利用している雰囲気。帰り成田着の時も7割韓国人だったけど、かなりの人が在留資格・再入国レーンに吸い込まれていたので、一時帰国とか需要もあるんだろうなと。CAの制服がモダンで男女同じTシャツにスラックスみたいな感じ、男女比も半々、今時韓国の美意識高い若者って感じ。さすが韓国のLCCは時代が違うなと思いました。

清州に到着して路線バスに乗るようなもの好きは私だけでしたね。ほとんどの人がソウル方面へ移動するだろうし、直線距離で100kmくらいしかないしバスと新幹線乗り継いでも1時間半くらいで行けるし。そもそも韓国自体がそうだと言われるとなんだけど、清州は全く見どころがない。とりあえず少し中心部を散策して、一泊して翌朝早くから移動する計画。

中心部へ行くのは407番、結果的に最終日もこのバスで空港まで来ました。
寿岩谷という丘に広がる昔ながらの住宅街。唐辛子が干してあったり雰囲気よい。
展望台。なんかドラマの聖地らしいけど。全く人が居なかった。
学校前の歩道は優しい。あとは大会出場とかの掲示っぽい。

最初の晩飯は前から食べてみたかったエイの発酵食品のホンオフェを食べに行きました。エイは軟骨魚類なので切り身を常温で放置すればアンモニアが生成され腐敗を抑えつつ、好アルカリ菌が発酵して複雑な味を作り出す、アジアを代表する臭い食べ物として知られている。漫画もやしもんで存在を知ってから20年くらいかかりましたがようやく食べられました。口に含むとアンモニア臭のみが攻撃してきて、公衆トイレが出てくる表現は外れてないけど、この店のが標準なのかマイルドなのかはわからないですが全然食べられます。味自体は薄くてたんぱく、軟骨がコリコリした食感。茹で豚のポッサム、コチュジャンとかキムチなどを韓国のりで巻いて一緒に食べて、お酒を飲むのが本場風らしい、店の人に教えてもらった。次はアラスカとかカナダとかでキビヤックに挑戦したいですね。

これで一番小さいサイズ、味以前に量が1人では厳しかった。外国人が珍しいもの食べに来たぞって感じでビールおまけしてもらいました。
ガンギエイという種類

本題ですが、今回の韓国旅行ではいくつか行きたい場所があったのと、乗り物に乗りたいとうことで、反時計回りに真ん中より南をくるっと回る感じとなりました。Googleマップはなんか中途半端に漢字表記があるんだけど、日本人的には地名に関してはすべて漢字表記を併記がありがたい。私はハングル読めるけど、ぱっと見で地名(や固有名詞)と認識しにくいのは困るので。ローマ字圏は大文字になるし。

①~⑤は泊った場所です。

今回の旅行のルート検索ではNaver地図アプリを入れておきました。これが市内移動に関してはかなり精度が良くて、市内の移動は目的地に行く適切な路線バスを見つけられるので全く迷うことなかったです。バスはすべて現金で乗りましたが、町の規模によって1500~1800Wくらい。お釣りも出るので(運転士は嫌そうだったけど)とりあえず問題なし。ただほとんど人は交通ICカードで決済してました。本数少ない路線もあるので、バス停の発車案内に次のバスまで〇分とか書いてあるのを参考に、この路線ならそんなに待たないとか、すれ違う本数を見ながら感覚で何とか切り抜ける。大都市と観光都市の慶州は問題ない感じでしたが、公州と昌寧では徒歩2kmくらいの目的地は往復徒歩です。

清州の路線バス
こういう感じで真ん中の大きい数字が次のバスまでの目安時間(分)です。

高速バスは韓国語が分からないと全然調べられないのが難点。なので高速バスだけはバスターミナルで調べるのが早そうで、今回利用した区間は意外と本数もあるのでそこまで困らなかった。最低限どの町から高速バスが出るかとバスターミナルの位置さえ把握できれば何とか。今回行った町で一番田舎は昌寧なんだけど、大邱に近いということで高速バスの本数も多く便利でした。

馬山バスターミナルから昌寧へ、バスターミナルの時刻表見る限り1日20本ありそう。

鉄道に関しては韓国の新幹線にあたるKTXはわかりやすいのですが、地方路線を調べようにもKorailのサイトがかなり使いづらく、路線図もどこから見るかもわからない感じ。今回路線図に関してはこのサイトを活用させていただきました。KTXは駅に着いてから切符購入で全く問題なし、自動券売機が韓国のクレジットカード専用(現金もダメ)なので窓口行かないといけないけど、韓国第4~6位の大都市である大邱も大田も光州の中心駅でも混雑とか全く気にならなかった。荷物検査とかも無いので5分前でも全然間に合うと思う。ただソウル~釜山の区間は相当混んでいるようで、週末だったからなのか満席が目立っていたくらい。

ソウルと釜山は2時間半で移動できるのに、光州から馬山の移動は順天乗り換えで6時間かかりました。しかも光州と順天は1日4本だけ。ソウルから遠い末端区間はそんなもん。
KTX。これは公州駅。

上の路線図で言うと赤は新幹線に当たる区間で1時間に数本走ってるのであまり気にする必要が無い。緑は韓国の場合は新幹線も在来線も線路が同じなので一部区間がKTXが乗り入れてソウルから直通列車がある区間と考えればいい、本数はそんなに多くないと思う。黒は完全な在来線で1日数本の区間がざらにあるので気を付けないと。と言っても韓国は日本の4分の1しか面積無いので、夜行列車とか長大ローカル線は存在しないです。

光州~順天は1日4往復、非電化で機関車+電源車+客車2両。

元も子もないことを言うと地方都市とか田舎の遺跡とか観光するならレンタカー(かフェリーで自走)が楽だと思います。今回も本当にアクセスが難しそうなところは飛ばしているので。

次回以降本編です。


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