エピファネイア×母父キンカメ×2代母父サンデー
今日の桜花賞を勝ったデアリングタクトは、エピファネイア×母の父キングカメハメハ×2代母の父サンデーサイレンスという構成。これは京成杯で2着になったスカイグルーヴとおなじで、9頭中6頭が勝ち馬になるパターンです。
これについては過去にブログやインスタなどで書いていますが、noteでは投稿したことがなかったので、この機会にあらためてまとめることにします。
エピファネイアにキングカメハメハを組み合わせると、(エピファネイアの母である)シーザリオとキングカメハメハのあいだで色々なクロスが発生します。たとえば「サドラーズウェルズ≒ヌレイエフ」や、「ラストタイクーン≒マルゼンスキー」などです(そのほかの細かいクロスは割愛します)。
シーザリオといえば、自身が競走馬として活躍しただけでなく、母としても数々の活躍馬を送り出す素晴らしい名牝。キンカメを用いると、この名血を包括的に刺激することができるのです。これがマイナスになるとは考えづらいですよね。
このように、キングカメハメハはシーザリオがもつ重要な血を刺激できますが、唯一祖父のサンデーサイレンスにだけは触れることができません。その欠けたピースに対して、デアリングタクトやスカイグルーヴは2代母父にサンデーを組み込み、クロスによってしっかりと補完。これでシーザリオの要素がほぼすべて抑えられたことになります。名牝の資質を確実に引き出すという点で、2代母父サンデーが存在することには大きな意義があるのです。
エピファ×母父キンカメ×2代母父サンデーという構成は、ザックリと見れば「シーザリオ≒母」2×1と言っていいでしょう。つまりデアリングタクトは「シーザリオ≒デアリングバード」の2×1。スカイグルーヴは「シーザリオ≒アドマイヤセプター」2×1の相似クロスをもつ馬、ということになりますね。
(デアリングタクトの母)デアリングバードは現役時代こそ未勝利でしたが、重賞3勝馬デアリングハートを母にもつ良血。(スカイグルーヴの母)アドマイヤセプターは名牝エアグルーヴの産駒で、自身もスワンSで2着になっている実力馬。シーザリオの増幅役としてだけではなく、増幅される側としても適役です。
ひと目で好配合と断言できる構成で、もちろん僕自身もこの配合パターンをPOGで狙いました。でも指名したのはデアリングタクトでもスカイグルーヴでもなく、いまだに勝ち上がれていないアロマティコの子・ファートゥア・・・。
総論を当てて、各論で外す男、くりがしら。
かなしい・・・😢
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