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重賞勝ち馬考察:マテンロウスカイ(中山記念)

父:モーリス
母:レッドラヴィータ
母父:スペシャルウィーク


 モーリス牡駒にとって『マルゼンスキー』は好相性の血。安定感と出世率の両方を兼ね備えた優秀なニックスです(※詳細は以下の記事をお読みください)。本馬のように母の父スペシャルウィークを経由したパターンは、9頭中7頭が勝ち馬になっています。
 


 本馬は祖母の部分の構成が非常に重厚。トニービン、ディキシーランドバンド、アレッジドという欧州のスタミナがたっぷりと詰まっています。この影響もあって、ピリッとしたスピード型ではなく、しぶとく脚を使えるキャラにでています。今回は馬場が渋ってくれたため、持ち味がいかしやすかったのではないでしょうか。

 トニービンをもつモーリス牡駒は、勝ち上がったあとクラスの壁に苦しむ馬が多い印象です。ただ昨年の東スポ杯2歳Sを勝ったシュトラウスや、今回の本馬のように、ここのところ上級レースで結果をだす馬が増えてきました。トニービンは成長力がある血ですし、これから一皮むけてくる馬もでてきそうですね。


※数値や一言メモは個人の主観です


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