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GⅠ勝ち馬考察:キングズソード(JBCクラシック)

父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母父:キングヘイロー


 父のシニスターミニスターは、シアトルスルー、セクレタリアト、ボールドラッドという3本の「ボールドルーラー×プリンスキロ」血脈を内包。アメリカの軽いスピードが固定された種牡馬です。一方、母のキングスベリーには、パワーに秀でた血であるバックパサーが3本あります。父のスピードを母のパワーが支えることで、力強い推進力を生み出す構造です。

 昨年11月の2勝クラス以降、高いパフォーマンスを継続。前走の阿蘇S以外はすべて渋った馬場だったことから、父の「ボールドルーラー×プリンスキロ」的な特徴を受け継いだスピード型という印象がありました。ただ僕の認識は間違っていたようです。

 祖母のリボンストロベリーは、デインヒル×ラシアンルーブルという泥臭い血統構成。そこにキングヘイローを配して誕生した(本馬の母)キングスベリーは、スクアンダー4×4でパワーを強力に増幅しています。今回のようにタフな馬場でもまったくへこたれないところを見ると、母方のパワーこそが、この馬の強みなのかもしれません。

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※数値や一言メモは個人の主観です


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