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重賞勝ち馬考察:メイショウタバル(神戸新聞杯)

父:ゴールドシップ
母:メイショウツバクロ
母父:フレンチデピュティ


 ゴールドシップは欧州血統の影響が強いタイプの種牡馬。スタミナと持続力が最大の武器です。そのぶんアメリカ血統のスピードは足りていません。本馬は母の父にフレンチデピュティを据えることで、その欠点を補っています。またこの組み合わせは「ノーザンテースト≒ヴァイスリージェント」のニアリークロスも発生します。これは屈強なパワーを増幅する仕掛け。米・スピードの補給と同時に、パワーも強化できるのが特徴です。

 ゴールドシップ×母の父フレンチデピュティは該当馬が4頭おり、そのうちの3頭が勝ち馬。本馬のほかにもステイヤーズSで2着になったプリュムドールがいます。ニックスかどうかは何とも言えませんが、親和性は高そうな感じです。

 本馬の一番の強みは先行力でしょう。前述のとおり、ゴールドシップはスタミナと持続力に優れた種牡馬です。その反面、動きが緩慢な産駒が多く、後方からもっさりと追走するタイプも少なくありません。しかし本馬はその欠点が薄く、逃げる競馬ができる競走馬。タフさはそのままなのに、先行力も兼備しているってチートじゃないですか(笑)

 父のゴールドシップにくわえて、2代母の父がダンスインザダークなので、距離が伸びたほうがよさそうに思える字面です。しかしスピードがしっかりと表現されているぶん、距離はそれほどもたないタイプだと考えています。これで重賞勝ちはふたつめ。どちらも渋った馬場ですね。


※数値は個人の主観です


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