重賞勝ち馬考察:ロンドンプラン(小倉2歳S)

 Fans’での活動終了に伴い、重賞回顧はnoteに場所を移して継続していくことにしました。Fans’のときより内容を簡素にして、重賞回顧というよりは、勝ち馬の血統考察に近いかたちにしていこうと思います。

 それでは、これからどうぞよろしくお願いいたします🙇


ロンドンプラン

父:グレーターロンドン
母:パッションローズ
母父:アフリート


 スタートで大きく出遅れて、道中は最後方をポツン。絶望的なかたちに見えましたが、直線の末脚はすごかったですね。


 父のグレーターロンドンは、ドクターデヴィアスやダンジグ、ダマスカスなどパワーと底力が持ち味。それを突進力として、マイル路線で活躍した競走馬でした。本馬は母の父にアフリートを据えることで、軽いスピードを補給。グレーターロンドンとは質の違うスピードでバリエーションをつけることで、より強力な武器に昇華させています。
 

 母のパッションローズは1000~1200mで4勝を挙げたスプリンターでした。その父であるアフリートは、馬群でストレスを受けることが苦手な血統。パッションローズ自身も、勝利した4勝は逃げる競馬で2勝、揉まれないかたちの2番手で2勝。アフリートの気質が少なからず出ていたように思います。

 ロンドンプランはまだ2戦しかしていませんが、ここまでの走りを見ると、どちらかと言えば母親に似たタイプかなという印象です。そうだとするなら、同時にアフリートらしさを継承しているのではないかという見方もできます。あれだけの出遅れがプラスだとは決して思いませんが、道中でストレスを受けずに済んだことは、意外な面で恩恵を生み出していた可能性はありそうです。

 ただ今回は直線で狭いところ割って伸びてきていました。あの感じだと、アフリート気質の疑惑はただの杞憂かもしれません。結論を出すのはもう少し走りを見てからですね。


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