キタサンブラックのニックス一覧(2024)
キタサンブラック×グリーンダンサー(牡牝共通)
該当馬22頭中17頭が、キングカメハメハを経由してグリーンダンサーを補給しています。桜花賞2着のコナコーストなどをだしており、効果も実証済み。お手軽ニックスとして覚えておきましょう。それ以外の補給パターンからも、GⅠ馬のソールオリエンスや、現3勝のブラックブロッサムがでています。キンカメにかぎらず注目しておきたいです。
キタサンブラック×ドクターフェイガー(牡牝共通)
勝ち馬率が優秀です。牡牝共通のニックスですが、特に牡駒は効果抜群。ウィルソンテソーロやガイアフォースなど、13頭中9頭が勝ち馬になっています。ただし、なぜここまで好相性なのか、理由については正直よくわかりません(苦笑)
キタサンブラック×ヌレイエフ(牡牝共通)
イクイノックス、コナコースト、スキルヴィングなど多くの活躍馬をだし、勝ち馬率も優秀。芝・ダートどちらの成績も大きく向上しており、隙がまったくありません。今のところキタサンブラックのなかでは突出した効果をみせているニックスです。
キタサンブラックは母の父に頑固なスプリンター血統のサクラバクシンオーをもちます。そうであるにもかかわらず、現役時代は長距離GⅠを3勝。やや特殊な資質の伝わり方をした競走馬でした。詳細は割愛しますが、この馬はバクシンオーではなく、その父・サクラユタカオーの柔軟な中距離適性が強くでたタイプなのだろうと見ています。
ヌレイエフは、このサクラユタカオーに脈絡する仕掛けとなっています。サクラユタカオーとヌレイエフは、どちらも「ナスルーラとハイペリオン」を併せもつ血脈。おなじ主成分によって構成されています。ヌレイエフを配することでサクラユタカオーが刺激され、キタサンの美点が産駒に引き継がれやすくなるようです。
キタサンブラック×ノーザンテーストのクロス(牡牝共通)
キタサンブラックの母は、ノーザンテーストとジャッジアンジェルーチを通じてヴィクトリアーナ5×4のクロスをもっています。これをノーザンテーストのクロスによって、まるごと継続強化する仕組みです。なお重賞勝ち馬のガイアフォースとラヴェルは、フレンチデピュティの血を併せもっていますね。
キタサンブラック×ブラッシンググルーム(牡牝共通)
ブラッシンググルームは機動力と競馬センスに長けた血。レースでの対応力を高めます。気性の荒さを伝えるところはありますが、前進気勢として伝わってくれれば、キタサンの底力を効果的に機能させることも可能。一概にデメリットとも言えません。
いまはディープインパクトを頂点とした、サンデーサイレンス直仔種牡馬の産駒が減少。切れ味主体だった競馬界が、パワーやスタミナを含めた総合力で戦う土壌になりつつあります。ニックスであるかどうかにかぎらず、ブラッシンググルームのような血が重宝される時代です。
牡馬はソールオリエンスやジャスティスカイなど、上級馬を多くだしています。牝馬も安定感はありますが、2勝馬が2頭いるのみ。大物はまだいません。
キタサンブラック×フレンチデピュティ(牡牝共通)
キタサンブラックの母・シュガーハートと、フレンチデピュティが「ノーザンダンサー、ヴィクトリアナ、ボールドルーラー」など脈絡によって繋がります。ニアリークロスほど密ではありませんが、アメリカのパワースピードを効率よく補給できるため、効果が高いのでしょう。
【告知】
上記のニックスに該当する1、2歳馬は、「裏・配合パズルでアタリはわかる 2024」で掲載しています。ぜひ読んでみてください。
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