GⅠ勝ち馬考察:レガレイラ(有馬記念)
※2週遅れですみません。今年もよろしくお願いいたします💦
父:スワーヴリチャード
母:ロカ
母父:ハービンジャー
スワーヴリチャード×母の父ハービンジャー、そして祖母がランズエッジという配合。菊花賞の勝ち馬・アーバンシックとは、血統構成がまったく一緒のイトコ同士です。
母の父のハービンジャー、2代母の父のダンスインザダークがともにスタミナ寄り。アーバンシックは牡馬のぶん、筋肉質でもっさりとしています。一方のレガレイラは女の子。先天的な素軽さと、ウインドインハーヘア牝系がもつ特有のスピードでカバーしており、バランスは悪くありません。それでも少し重厚寄りの印象です。胸筋のたくましさと、全身を使ったど迫力の走りが目を引きます。
2歳時から肉体の完成度が高い馬でしたが、走りが荒削り。安定感に欠けるところがありました。しかし今回はスタートしてすぐに先団に取り付き、いつもより積極的な競馬で勝利。競走馬として成長を感じさせるレース内容でした。また勝負どころで集団のペースが上がるなかでも、本馬は手応えが違っていました。状態も良かったのではないでしょうか。
父のスワーヴリチャードは、種牡馬初年度の世代から2頭のGⅠ馬をだしています。種付料が1500万に大幅アップしたときは、いくらなんでも強気すぎる価格設定だと思いましたが、しっかりと実績を伴わせてきましたね。ここまでの印象を別記事にまとめましたので、合わせてお読みください。