重賞勝ち馬考察:ガストリック(東京スポーツ杯2歳S)
ガストリック
父:ジャスタウェイ
母:エーシンエポナ
母父:Curlin
母方にはスマートストライク、デピュティミニスター、ストームキャット、ファピアノ、ロベルトなどアメリカ血統が豊富。仕上がりが早そうな、2歳戦向きの配合型です。ただこれまで3歳春までに結果を出したジャスタウェイ牡駒で、こういうバリバリ米血タイプは記憶にありません(僕が忘れているだけかもしれませんが💦)。ちょっと珍しい感じがします。
デビュー戦から1ヶ月弱しか経っていませんが、走りがずいぶんと逞しくなったように映ります。1度使って結構印象が変わりましたね。体幹に繊細さは残すものの、フットワークに芯があり、推進力の力強さが目を引きます。ジャスタウェイの母の父・ワイルドアゲインがしっかりと表面化しているようです。このきっかけを作ったのは、おそらくスマートストライクの存在でしょう。
ワイルドアゲインの母であるブッシェルンペックと、スマートストライクの3代母の父・アウティングクラスは、構成が相似な関係。このニアリークロスをトリガーとなり、ワイルドアゲインらしい走法がガストリックへと引き継がれています。
ちなみにスマートストライクの血をもつジャスタウェイは、該当馬がわずか2頭。本馬と、フィリーズレビューを勝ったエーポスです。走法や個性にとどまらず、競走能力の源としても機能しているのかもしれません。