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GⅠ勝ち馬考察:ドゥレッツァ(菊花賞)

父:ドゥラメンテ
母:モアザンセイクリッド
母父:More Than Ready


 ドゥラメンテと『サザンヘイロー』の血は好相性の関係。この組み合わせをもつ牡駒は、10頭中7頭が勝ち馬になっています。詳細は下記の別記事をお読みください。これまでの代表産駒はホープフルSを勝ったドゥラエレーデでしたが、本馬が5連勝で一気にトップに立ちました。
 


 母の父のモアザンレディと、2代母の父のデインヒルが馬力に長けた血統。豊富なパワーで肉体の消耗に耐えるような、“タフさ”で勝負する構成です。配合のかたちとしてはタイトルホルダーに近いかもしれません。ただ本馬はタイトルホルダーほど無骨ではなく、切れ味も兼備した上品な雰囲気をまとっています。このあたりはノーザンファームの生産馬らしさと言えるでしょうか。

 牝系の奥は底力に長けた血脈が豊富。潜在的なスタミナ値に優れています。ただし前進気勢が旺盛なほうで、マラソンランナーのような燃費の良さはありません。道中でしっかりとリラックスさせてあげないと、スタミナの消費量が大きくなってしまいます。

 それについて、先週のレース前の考察では「長距離の名手・ルメール騎手が乗ってくれるのはとても心強いですね」と、月並みな表現で締めました。まさか本番で、上品なタイトルホルダーみたいな競馬で勝つとは思いませんでしたよ。ルメールさん、あなたはとんでもないジョッキーだ👏


※数値や一言メモは個人の主観です


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