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重賞勝ち馬考察:ウィリアムバローズ(東海S)
父:ミッキーアイル
母:ダイアナバローズ
母父:シンボリクリスエス
ミッキーアイルという種牡馬は、牡駒と牝駒で真逆の適性を伝えます。牝馬が挙げた勝ち星は、芝51勝に対してダート19勝。 メイケイエール、ナムラクレア、ララクリスティーヌ、スリーパーダ、シャーレイポピー、ピンハイなど、活躍馬はいずれも芝馬。パワーで固めたような配合でも、驚くほど柔らかなフットワークで走る馬が多いです。
それに比べて牡馬の勝ち星は、芝17勝に対してダート54勝。デュアリスト(兵庫JG)や本馬など、実績がダートに集中しています。芝で活躍しているのはアナゴサンのみ(珍しいのは名前だけじゃないんです、笑)。ここまで極端なのもすごいですね。
本馬は牡馬に生まれたことで、父のダート適性を継承。母の父にもパワー型のシンボリクリスエス据えており、屈強なパワースピードを強化しています。なおこの組み合わせはロックオブジブラルタル(ミッキーの母の父)とティーケイ(ボリクリの母)のあいだで、さまざまな血が脈絡します。詳細は以下の記事をお読みください。
筋肉量を強化したことで緩さがなく、ガチッと引き締まったタイプ。ただしスタミナや持続力のような“粘り強さ”に対して、パワーはあまり関与していないように感じます。ロングスパートの持久戦になると、最後に甘さがでるかもしれません。淡々としたペースで走らせて、直線で残りの余力をひと絞りさせるかたちが、パワーの使い方としては効率が良さそうです。
渋ったダートは4戦して2勝、2着2回のパーフェクト連対。レベルの低い下級条件ではなく、準OP以上の4戦でこの結果です(韓国馬事会杯1着、ラジオ日本賞2着、マーチS2着、今回)。得意といっていいのではないでしょうか。
東海Sメモ
— くりがらし (@kurigarasi) January 22, 2024
ウィリアムバローズ
展開利。ゆったりとしたペースも向いた。渋った馬場は4戦2勝、2着2回のパーフェクト連対
オメガギネス
展開利。序盤で掛かったことが少し響いたかも。条件自体はベストだったと思う
ヴィクティファルス
展開利。乾いた馬場のほうが向いているのかもしれない