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【POG考察】ザパリスマッチ

父:サトノダイヤモンド
母:ロングホットサマー
母父:Street Boss
 

 ダイヤモンド産駒のザパリスマッチということで、paris matchの「TOPAZ AND DIAMOND」を貼っておきます。


サトノダイヤモンド×母の父ストリートボス

 父のサトノダイヤモンドは、現役時代に菊花賞や有馬記念を勝つなどスタミナに富んだ競走馬でした。一方、母の父のストリートボスはビングクロスビーS(AW6F)など短距離GⅠを2勝しています。スタミナの父×スピードの母父というバランスのとれた構成です。
 注目すべきは、この組み合わせはヘイローのクロスになることです。サトノダイヤモンドはヘイロー3×4・5のクロスを内包。スピードの核としていました。ストリートボスもヘイローをもつため、サトノの美点を子に継承させる効果が期待できます。
 

ボニータフランシタ≒クードジェニー

 しかも本馬がもつヘイローのクロスは、ひと工夫が凝らされています。それぞれのヘイローの経由先をチェックしてみてください。サトノダイヤモンド内のボニータフランシタと、ストリートボス内のクードフォリーは、血統構成の4分の3がおなじ半きょうだいなのです。「ボニータフランシタ≒クードジェニー」4×5という大きな仕掛けがあり、そのなかにヘイローの継続クロスが組み込まれていることになります。どうでもいいことですが、ボニータフランシタという名前をみて、ふとフランソワ・ボタを思い出しました。
 

ディープと好相性の血たち

 ディープインパクト直仔の種牡馬全体に言えることですが、ディープインパクトと好相性だった血は、息子の配合に組み込んでも同じように好相性になる場合が多いです。ディープの配合的に見て良いなと思う繁殖牝馬は、サトノダイヤモンドともフィットしやすいのではないかと思います。
 本馬の母であるロングホットサマーには、ディープと親和性の高い血がふんだんに含まれています。具体的に言うと、マキャヴェリアン、ダマスカス、ブラッシンググルーム、ストームキャット、クラフティプロスペクターなど。近年のディープの活躍馬で例えると、ホープフルSを勝ったキラーアビリティに近いでしょうか。馬名的にフランスっぽい雰囲気を纏っていますが、血統的にはコテコテのアメリカンです(笑)
 

※Bonita Francitaは「父父Halo、母Raise the Standard」という構成
Coup de Folieは「父Halo、母Raise the Standard」という構成


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