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重賞勝ち馬考察:ミッキーヌチバナ(アンタレスS)

父:ダノンレジェンド
母:ヌチバナ
母父:キングカメハメハ


 ダノンレジェンドは、3代母のラヴィンタッチが「ユアホステス=マイホスト」3×3。そして自身は「グレートアバヴ≒リローンチ」3×4。パワー血脈を強力に増幅した種牡馬です。

 ダノンレジェンドはダート馬としては非常に小柄。現役時代は450キロ前後しかありませんでした。ところが息子の本馬は520キロを超える雄大な馬格を誇っています。父の美点であるパワー血脈をいかすという意味で、この体格はシンプルながら強力な武器となっているはずです。

 本馬の場合は母のヌチバナ側にもパワーがたっぷりと詰まっています。ヌチバナのパワー源はヌレイエフ。タフな持続力に富んだこの血を4×3でクロスしており、泥臭い底力が根付いた繁殖牝馬です。父とは異なるパワー血脈をもつ母を組み合わせて、屈強さを後押し。これも本馬の強さの一因となっていそうです。

 今回は4ハロン目から12秒2に入り、そこからペースが緩むことはありませんでした。息を入れる隙のない、地味にキツイ流れだったと思います。このようなレースを勝ちきることは、実力がなければできないでしょう。競走馬として一皮むけた感じがしますね。


※数値や一言メモは個人の主観です


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