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重賞勝ち馬考察:サクラトゥジュール(東京新聞杯)

父:ネオユニヴァース
母:サクラレーヌ
母父:シンボリクリスエス


 父がネオユニヴァース、2代母の父がマルゼンスキー。僕が血統を勉強しはじめたころの配合を見ているようで、なんだかノスタルジックな感覚になりますね。

 重厚な欧血型のネオユニに、パワー型のシンボリクリスエスという組み合わせ。この字面にくわえ、520キロを超える馬格を誇ります。ただし実馬はそのイメージにそぐわない機敏な身のこなしを兼備。ちょっと不思議なタイプの馬です。

 フットワークはピッチ走法寄り。中山で機動力を活かす競馬もできます。5勝のうち4勝を東京で挙げていますが、いかにも大箱巧者という感じではありません。東京でもギリギリまで脚を溜めて、機動力で差すような競馬が合います。

 とは言ったものの、本馬は前進気勢が強すぎて、脚を溜めること自体の難易度がめちゃ高い・・・。この気質は母方の影響でしょう。本馬のおじにあたるサクラプレジデントは、重賞3勝を挙げた実力馬ですが、気性の激しさを抱えた馬でもありました。種牡馬として送り出した産駒も短距離馬が多かったです。本馬も京王杯スプリングCとか向いてる気がするのですが、どうなんでしょうね。逆に追走で脚を使って、決め手が削がれちゃうかな。



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