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重賞勝ち馬考察:ドンフランキー(プロキオンS)

父:ダイワメジャー
母:ウィーミスフランキー
母父:Sunriver


 母父の父・セイントバラードを経由して、ヘイローの血をクロスした配合。このパターンのダイワメジャー産駒は該当馬が5頭いて、そのうち4頭が勝ち馬。本馬のほかにオールポッシブル(5勝)がでています。

 ダイワメジャーは芝向きの種牡馬ですが、本馬はダート馬にでました。母のウィーミスフランキーは、現役時代にダートGⅠを勝っています。血統構成をみても、前述のセイントバラードがダート寄りの血。さらに(本馬からみて)2代母の父・メドウレイクも馬力型の血統。これらの影響がダート適性の下地を形成したのでしょうか。

 なおダイワメジャー産駒が中央のダート重賞を勝ったのは本馬が初めて。交流重賞の勝ち馬については正確な調べ方がわからず、確認できた範囲ではブルドッグボス(JBCスプリント、クラスターC)、ノーヴァレンダ(全日本2歳優駿、ダイオライト記念)、デュープロセス(兵庫ゴールドT)の3頭がいました(ほかにいたら教えてください🙇)。今回のプロキオンSを含めて、すべて渋った馬場のレースという共通点があります。脚抜きのいい馬場のほうが、ダイワメジャーのスピードが活かしやすいのかもしれませんね。


※数値や一言メモは個人の主観です


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