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ニックス考察:ハービンジャー×ポッセ(牡牝共通)

※24年5月更新


 ハービンジャーは『フォルリ』の血との組み合わせから多くの活躍馬を出しています。一般的にはヌレイエフを介してフォルリを補給するかたちが有名でしょう。ブラストワンピース、ディアドラ、ペルシアンナイト、モズカッチャン、チェルヴィニアの5頭がGⅠを勝っています。

 その影で、実は隠れニックスと呼べる経由パターンがひとつあります。『ポッセ』を介してフォルリを組み合わせる方法です。該当馬は8頭と少ないですが、そのうちの5頭が勝っています。GⅠ馬のチェルヴィニアのほか、ニシノデイジーが障害GⅠ&平地重賞を勝利。さらに4勝馬のジャズファンク、3勝馬のカービングパス、スティーグリッツがでています。

 該当する8頭のうち、7頭がハッピートレイルズ牝系の一族です。ポッセが好相性というより、ハッピートレイルズ牝系がハービンジャーと好相性であり、そこにポッセが含まれているという見方もできるでしょう。今回の記事を書くにあたって、ハービンジャー×ポッセにするか、ハービンジャー×ハッピートレイルズ牝系にするか、僕自身も迷いました。ただハッピートレイルズ牝系ではない残る1頭がニシノデイジー。やはりポッセ自体に特別な効果があるような気もしています。

 なお、気をつけないといけない点がひとつあります。いまの血統界には、今回紹介したポッセとは違う、おなじ名前のポッセがもう1頭存在するのです。ハービンジャーと好相性なのは、Forli産駒のポッセ。Silver Deputy産駒のポッセは無関係です。くれぐれもご注意ください。
 


このニックスを活かした活躍馬

※活躍馬がでるたび更新します
 

チェルヴィニア


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