自称「初級者」のトレーダーズ日誌【15 日目:2025年2月12日(水)Evening】
まずは、本日の日本市場から。「緩やかな上昇」と「39000円台の回復」と予想していましたが、結果は「緩やかな上昇」となったものの「39000円台」の回復とはなりませんでした。特に終盤は、主要企業の四半期決算発表の好決算に牽引されたものの、あと「ひと伸び」の部分で「トランプ関税」への懸念が上値を重くしたようです。
「石破トランプ会談」で「肩透かし」を食らった「防衛分野」、天然ガス関連開発の不透明感が漂う「エネルギー分野」、「買収」が「投資」にすり替えられた「日本製鉄」、決算発表を控えた「ソフトバンクグループ」を除く「AIサービス分野」、「トランプ関税」の影響が大きい「自動車分野」や「半導体分野」、「金利上昇トレンド」で上向くかに見えた「金融分野」、「トランプ関税」の影響が少ない「内需株」は総じて「軟調」となりました。
現在の相場は好決算発表の「個別株」に救われている感があります。すでに発表済みの好業績銘柄については以下のとおりです。「エスケーエレクトロニクス」は続伸、「ソフトバンク」、「エムスリー」が反騰してくれました。「エスケーエレクトロニクス」は「ストップ高」までもう一歩というところでした。株価が3000円台の時は配当が162円だったのですが、前回の決算発表後、配当減で109円の憂き目にあっていました。今回14円の配当増となっても素直に喜べませんので、もともとの配当金額に戻るようにこのまま上昇してほしいと思います。「ソフトバンク」は安定的な「通信料」と「PayPay」銀行や証券で収益を得ていますし、配当も高いことからしばらく上昇基調が継続するものと思われます。「エムスリー」もソニーグループの一員ながら、製薬マーケ支援低迷で長らく下落基調が継続していましたが、コンサル型提案や入院レンタル会社の子会社化等で復調してきました。なんせ、国内医師の会員数が、9割を占めており、様々な医療情報を手に入れることが容易ですので注目していました。底値近辺で手に入れたので、このまま反騰し続けてもらいたいものです。本日決算発表の「ispace」につられているのか「宇宙分野」は「プチ上昇」、「データセンター」絡みの「フジクラ」は絶好調、「SBIレオスひふみ」は好業績や優待制度新設に続き、「フジテレビHD」の株式を買い増したことに対する高評価なのか、続伸しました。SBIグループについてはアセットの使い方が非常にうまいので、別の機会に言及したいと思います。
本日決算銘柄の状況について以下のとおりです。まず、場中発表からです。「クラレ」は過去最高益にもかかわらず前期減損ための「失望売り」となりました。「売り圧力」が半端なかったので、自動売買の「アルゴリズム」が発動したのではなかと推察します。今後「絶好の買場」が訪れるかもしれません。「太平洋セメント」は、増益好決算で、上昇しました。
次に大引け後の発表です。「カバー」は前回の場中発表から変更となり、1%上方修正、最高益を上乗せしました。「日揮HD」は、今期最終を一転赤字に下方修正したので、ちょっと期待外れでした。天然ガスのアラスカ事案に参入できるように祈るのみです。「古河電工」は、今期経常上方修正、配当30円増額となりました。データセンター絡みで絶好調なので、このままの勢いを保ってほしいと思います。「ソフトバンクグループ」は、「DeepSeekショック」も薄らぎ、上昇となり大引け。結果、累計は黒字、直近3か月は赤字となりました。累計で黒字は喜ばしいことですが、「派手なIR」よりも「地道な業績アップ」が必要ではないかと思います。その他、「パナソニックHD」は「構造改革」が評価されたようで続伸、好決算の「富士通」は、調整を経て「上昇」となりました。好決算を発表した銘柄は、今後共期待しています。
さて、今晩の米国市場について、先物市場を見ると「マイナス」で、昨日も同様だったので、「緩やかな上昇」と予想します。22時30分に発表される1月分消費者物価指数が鍵になりそうです。「トランプ関税」への懸念は消えず上値が重い展開を予想します。
では、結果は明日Morningで!See You