
自称「初級者」のトレーダーズ日誌【24 日目:2025年2月21日(金)Evening】
本日も先ほどCloseした日本市場から。本日は「マイナススタート」、終日「マイナス圏」で「緩やかな上昇」を描く、米国市場と同様の展開になると予想しました。当初は、ほぼ想定通りの展開でしたが、衆議院予算委員会で、植田日銀総裁が「長期金利が急激に上昇すれば機動的に国債買い入れを増額」と述べたことから、過度な金利先高感が後退し、そこから「反発」し、「プラス圏」に浮上。後場に一時的に「マイナス圏」入りしたものの、「週末金曜日」の「利益確定売り」をこなし、最終的には「プラス圏」で着地しました。前場での一旦「プラス圏」浮上は「想定外」でした。「要人発言」に即反応し、「急激」に「上昇」したので、「株式市場」での要人発言の注目度の高さを「再認識」しました。この発言で為替が1円程度「円安」に振れ、「輸出関連銘柄」が多い日本株式市場も「プラス圏」に浮上することになりました。計画段階で1ドルいくらを想定するかにもよりますが、それだけ、「為替差益の力」が強いということでしょう。しかしながら。「トランプ関税」の「不透明感」、「利上げ観測」、「円高進行」のリスクが緩和されたわけではありませんので、今後も「上値が重い展開」が続くでしょう。来週は26日「エヌビディア」の決算発表が行われます。「DeepSeekショック」により時価総額が88兆円下落し、「高機能GPU不要論」が高まる中、これまで「高いコンセンサス」に翻弄されてきた「エヌビディア」の決算発表終了後、市場がどのような反応を示すか注目です。
本日の「保有個別株」の特徴的な状況は、以下の通りです。
本日は、なんといっても「リッジアイ」です。内閣府「衛星リモートセンシングデータ実証プロジェクト」で、光学衛星や合成開口レーダー(SAR)衛星のデータに漏水修繕データや管路データなどを組み合わせた「漏水リスク評価手法」を開発するとの報道で、「思惑買い」で上昇しました。また、それにつられて「QPS研究所」も「上昇」しました。どちらかと言うと「QPS研究所」の方が「衛星データの提供」という面で反応してよさそうですが、「衛星データの画像処理」と「異常検知・外観検査AIソリューション」で強みを持つ「リッジアイ」と言うことなのでしょう。もまさに「国策に売りなし」ですね。
「TOB」となった「ベースフード」は「下落」ました。最近「軟調」な値動きですが、もうしばらくするとTOB価格に「サヤ寄せ」すると思いますので、引き続き注目です。
「利上げ観測」で期待の「銀行銘柄」は、揃って「軟調」です。「利上げ観測」である程度の高値圏に来ていたので、「一時的な調整」かと思いますし、前述の植田発言により影響を受けたものと思われます。「利上げ」が確定する可能性がある3月の日銀金融政策決定会合に期待したいと思います。
「トランプ関税」の影響が大きい「自動車関連銘柄」、「半導体関連銘柄」は「トヨタ」、「ローム」、「富士電機」は「下落」、「デンソー」、「ジェイテクト」、「レゾナックHD」、「日東紡」は「上昇」と明暗が分かれました。その中で「自動車分野」と「半導体分野」を有する「デンソー」は現況からするといわば「二重苦」の状態です。そんな中、久しぶりの「上昇」でほっとしました。「医薬品関連銘柄」は、「GNI」が「下落」、「ペプチドリーム」が「上昇」となりました。両社とも「米国事業」がありますので、影響が心配されるところです。
「データセンター」絡みの電線敷設「古河電工」、「フジクラ」は揃って「下落」です。このところ、「下落傾向」です。「DeepSeekショック」で「データセンター不要論」が台頭する中、陰りを見せているのでしょうか。
「エムスリー」は引き続き「続伸」です。ついに2000円台復帰となりました。このまま「続伸」してほしいものです。
「エフコード」は、再度調整入りをしたのか、「再下落」です。新株発行で希薄化の際「売り」が優勢となる中、「買い」を実施した層の「戻り待ち売り」があっているのかもしれません。その終了を待ちたいと思います。
「3大塩漬け株」の「メタリアル」、「TrueData」、「JMC」は、揃って「下落」となりました。「メタリアル」は、プレスリリースを自動生成する「広報AI」を開発したとのIR発表が寄与して終盤まで「上昇」となっていましたが、あまりインパクトがなかったようで最終的には「下落」となりました。「IR数うちゃ当たる戦略」をとってきた前科がありますので、今後そうならないように願わずにはいられません。「3大塩漬け株」は「亀の歩み」のようにゆっくりでよいので着実に「上昇」してもらいたいものです。非常に遠くの目標になりますが、「塩漬け株」脱却の日を心待ちにしています。
最近手に入れた「コスモスイニシア」と「東レ」は揃って「上昇」しました。非常に「いい感じ」なのでこのまま「上昇」を継続してもらいたいと思います。
「監視銘柄」の「オルツ」と「ジャパンインベストメントアドバイザー」は、前者が「下落」、後者が「上昇」でした。後者は「下落トレンド」に入ったかに思えたのですが、ところがどっこい「上昇」しました。「高配当」で人気があるためでしょうか。一旦投稿後に判明しましたが、グループが運営するファンドの新たな投資先として、ペロブスカイト太陽電池の開発に取り組む京都大学発スタートアップ企業のエネコートテクノロジーズの株式を取得したと発表しており、好材料視されたようです。引き続き「監視」予定です。
本日の米国市場は、今現在先物主要指標が総じて「小幅なプラス」で、昨日「マイナス圏」での「緩やかな上昇」を演じたので、その流れを汲んで「プラス圏」浮上の上、「緩やかな上昇」となると予想します。相変わらず「トランプ関税」の「不透明感」と「利下げ延期観測」、「材料難」が「上値を重くする展開」になると思います。
では、結果は、明日のMorningで! See You