東北、妻の郷里へ(2024.10)
わたしが義父にメールを書いたのは8月下旬のことでした…。
そして歳月は流れて、今回は、わたくしの所属する教会である「シオンの群教会」の主任牧師、吉川直美師も、東京から、東北の地までご一緒頂けるという「ご好意」を賜り、その日程は、義母の誕生日、その前日である「10月30日」と決まりました。
そして、10月30日、当日、義父と、義母は、吉川牧師と初対面となりました。とても和やかな雰囲気の中で時が流れたのは、義父と、吉川牧師との、ともに義母を「想う」気持ちが一致した、同じ志(こころざし)を抱き、そして義母の「心」の平安を願う…共通した願いがあったればこそでした。
夕食をともにして、歓談に花を咲かせた夢のような時間は、あっという間に過ぎ去って、義父が、ホテルまでのタクシーを自宅前の路上に呼び止めに行き、わたしと妻は玄関にて靴に履き替えていたとき…ふと、義母と、吉川牧師だけの、2人だけの時間が、ほんの「5秒」ほど生まれました。
わたしの居た玄関先からは、吉川牧師が、義母に何を語りかけたのかは聞き取れませんでしたが、進行性の難病で、喋ることも困難であるはずの義母が、大きな声で「ありがとう」と、そして「アーメン」と声にしたときに、
わたしは、受洗したキリスト者である義母にとって、吉川牧師と会えたことが、遠路はるばる、吉川牧師に、この東北の地まで、足を運んで頂いて、実際に、義母に、面と向かって「語りかける」ことのできる距離に立って下さったことの意味が、はじめて分かりました。
この、わずか「数秒間」に交わされた言葉のために、2人は出会い、そこに神が介在したことに、心から感謝をしつつ、わたしは、その証人となったのでした…。
翌日、義母は、72歳の誕生日を無事に迎えることができました。
これにて、義母は、最後のときに、安心して、永遠のいのちに入ることができることでしょう…神に感謝を、吉川直美師には心からの感謝を...。
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