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愛(LOVE)
わたしは今『ウェスレアン神学事典』という1冊を手に取りながら、これを最初から読み始めております。
「50音順」の事典なので「あ」から始まる単語が、今回の「お題」です。
以下、辞書にあった文言より、わたしが個人的に「大切だな!」と感じた箇所を、独断により、引用させて頂きます。
人間の愛の表現と違って、神の愛は存在すべき対象を必要としない。何故なら愛は神の本質そのものだからである。
人間の神に対する愛はわれわれに対する神の愛の反映であり、それはわれわれ自身から出たものというよりはむしろ、神の愛に対する応答で、原因は神の愛による。
神から隔離された世界にも確かに存在する愛は、たとえそれがこの世によってそうとは見えなくても、神の先行恩寵を示すものである。要約すれば、愛は神のみに依存しており、それを離れては存在は不可能であるということである。
ちなみに仏教では「愛」という文字は「愛欲」と結びついており「執着」を現わす意味合いが強い。神道には「愛」という概念それ自体が存在しない。
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