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■第144回 朝の横浜読書会レポー▶OKA

朝の横浜読書会KURIBOOKS(カフェ開催)のファシリテーターを担当していますOKAです。

第144回の朝の横浜読書会(通称「あさどく」)の様子をレポートします!

■2024年8月3日(土) 10:10~12:00
■参加者7名 (男性2名、女性5名、初参加2名)
■本のテーマ:フリー

月に2回開催の朝の読書会です。
朝の読書会は、課題本などはなく、参加される方々がそれぞれ持ち寄った本を紹介しあう、というスタイルです。
相変わらず蒸し暑い中、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

・『山女日記』湊 かなえ(著) 幻冬舎文庫
「イヤミスの女王」とも呼ばれる湊かなえですが、前回の読書会で他の参加者の方が意外にほんわかした雰囲気のエッセイを紹介されていたのを聞いて、似たような本があったと思ってご紹介いただいたとのことです!
こちらは8編の短編が入っている連作的な短編集とのことで、悩みを持った主人公が山に登り、頂上につくころにはなにか回答を見つけている、という短編だそうです!

・『チマチマ記』長野まゆみ(著)‎ ‎講談社文庫
食に関する本をよく読まれるという方からは、長野まゆみのごはんエッセイ的な小説をご紹介いただきました!
大家族と子猫2匹との生活を猫の視点から描いた小説で、人間の方もそれぞれに色々な事情があるけれど、ごはんを作ってみんなで食べている日常の描写が素敵そうな小説とのことでした。猫用のごはんもおいしそうとのこと!

・『夏への扉』 ロバート A ハインライン(著) ハヤカワ文庫SF
もう一冊、猫小説つながりでこちらも軽くご紹介いただきました!
こちらに登場する猫は、主人公よりも賢いのではないかと思えるような猫で、主人公との二人三脚ぶりも楽しい小説です!

・『13歳からのアート思考』末永 幸歩(著) ダイヤモンド社
初参加の方からのご紹介の本で、大学の先生が書かれているという、アートの読み解きかたを解説した本をご紹介いただきました!
学生のころの美術の授業は、実技を行うばかりで歴史的なことはほとんど説明がなかったとのことで、ずっとアートの見方がよく分からなかったそうですが、この本はずっと昔から現代までのアートの考え方や観かたを解説した本で、読んでいくと自分の頭の中にあったしきいが取り払われていくような感覚を感じられたそうです!

・『よくわからないねじ』 宮沢 章夫(著) 新潮文庫
こちらは相鉄(相模鉄道)好きの参加者の方からご紹介いただいた、宮沢章夫のエッセイです!
演劇で活躍しつつ朝日新聞の連載などエッセイや小説を書かれたとのことで、こちらは脱力系のエッセイとのことです。
中でも、掃除中にみつけた謎のネジの話や、くしゃみの話がお気に入りとのことで、まじめに書かれている中に、なにか変なおかしみが出てくるような不思議なおもしろさのエッセイとのこと!

・『楽園のカンヴァス』原田 マハ(著) 新潮文庫
こちらは初参加の方からのご紹介で、原田マハさんの美術ミステリをご紹介いただきました!
ルソーの有名な絵とそっくりな絵が出現し、本物かどうかの鑑定を行っていく、という筋書きの小説だそうです!
ミステリ部分、恋愛要素はすこし物足りなかったようですが、雰囲気の良い小説で、楽しく読まれたとのこと!

・『ごきげんになる技術』佐久間 宣行(著) 集英社
こちらは、テレビのプロデューサーやラジオのパーソナリティをされている方の書かれた、題名の通り、ご機嫌になる技術の本でした!
読むと、ポジティブになるよりも、ネガティブにならないようにコントロールすることが重要だそうです。他には、まず人と信頼関係をつくろう、という部分なども印象に残ったとのことで、ビジネス本というよりエッセイ的な本で、仕事をがんばろうという気持ちになる本だとのことでした!

引き続き暑い日の開催となりましたが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
このところ台風などで大雨が続いていますが、備えを充分に行った上で、外出できない日は屋内で楽しい読書ライフを楽しみましょう!
次回も皆さまの参加をこころよりお待ちしております!

【投稿者】OKA

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