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第135回朝の横浜読書会▶OKA

横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~
朝の横浜読書会KURIBOOKS(オンライン開催)のファシリテーターを担当していますOKAです。
よろしくお願いします。

■2023年3月3日(日) 9:00-11:00 晴れ
オンライン開催
■参加者3名でした。

今回も参加者が少ない会となりましたが、内容の濃い本の紹介と会話で盛り上がった会となりました。

・世界各地の特色を昇華した建築を設計したり、街を観察したりと、日本人の世界的建築家が世界を飛び回つつ書いたエッセイ本。ニューヨークにある建築史に残る名作オフィスビルから、時空の彼方に存在するかのような圧倒的なオーラを感じた、といった記述に惹かれた。

→地震のない国では、建物に関する感覚が違う、という体験の話で盛り上がりました。日本よりも建物の耐震基準が緩いので、比較的小さな地震でも建物が倒壊する危険があったり、日本ではありえないほど細くて高いビルが存在したり...

・次は、ルービックキューブを発明したハンガリー人発明家のルービック氏の自伝的エッセイ本。
ユニークな考え方、教育に関する提言、社会主義国家で仕事に情熱を傾けることとは、ルービックキューブのブームとその後の急速な失速、その後の再興についての考えなど。

→同じようなパズル的なゲームとして、テトリスとの共通性(同じく社会主義国から出てきたことなど)を感じる。テトリスの開発秘話を扱ったApple TVのドラマシリーズも面白いらしい。

→パズルを頭のなかで考えられることの重要性、などの話が出ました。

・最後に、有名な漫画家がコミック誌に連載していた、孤児院を舞台とした悲惨な物語のコミックの紹介。
非常に後味が悪いストーリーで、再読はしたくない、本を家に置いておくのもいやなほどだが、なぜか心に残る物語。

→なぜ、このような題材で描こうと思ったのだろうか?異常な状況で発生する感情を描こうとしたのだろうか?

→ガザ、ウクライナ、ウイグル自治区など、現実世界でも暗く悲しい出来事は実際に存在している。

→そのような大きな問題に対して、個人の立場で助けになることを実際に実行することはとても難しい。しかし、何が起こっているかを知ろうとすること、何ができるかを考えることを放棄してはいけない。

→映画オッペンハイマーを試写で見た友人の感想など。歴史的な出来事に対する、教育による認識の違いはとても難しい問題だ。
といった話が出ました。

その他として、妖怪の話や

・水木しげるの展覧会に行ってきた感想
→会場で日本の妖怪のガイドブックを買った。
→水木しげるの妖怪の絵が妖怪のビジュアルイメージに与えた影響は非常に大きいらしい。
→以前に、沈みゆく太陽に向かって飛んでいく一反もめんを実際に見たことがある(!)
→最近のネット怪談は、怪談に慣れてしまっている自分はあまり怖さを感じない。
→水木しげるの南方熊楠のコミックが面白かった。絵も可愛らしさがあって良い。

良い本屋の話

→不動前のフラヌール書店がセンス、品揃え共にとても良くて一番好きな書店。
→鎌倉駅前のたらば書店も品揃えがすごく良い、行く度についつい散財してしまう。

といったような会話で盛り上がった会となりました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また、読書会でお会いいたしましょう!

皆さまの参加をこころよりお待ちしております。

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【投稿者】OKA

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