くりばた

趣味で電子工作をしています。 Amazonアソシエイトに参加しています。

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最近の記事

STM32マイコンをArduinoIDEで動かしてみる

だいぶ前に購入して放置していたNucleo Board STM32F303K8を動かしてみることにしました。 数あるNucleo Boardの中でSTM32F303K8を選んだ理由は、搭載されているマイコンが手はんだで実装できそうな0.8mmピッチLQFP32パッケージで、且つ秋月電子通商で単品販売されているところです。そのうち使い方が解ってきたらArduino Pro/Pro miniのATmega328Pと同じように自分で基板を作って使えるかなという目論見です。 今回はひ

    • XH中継コネクタ

      以前、電子工作でよく使うコネクタとしてJST(日本圧着端子製造)のXHコネクタを紹介しました。2.5mmピッチなので穴あき基板(ユニバーサル基板)に使用でき、入手性も良く、電子工作にとても便利なコネクタです。 通常は基板対電線で接続するのですが、装置の組み立ての都合などで電線対電線で接続したくなる場合があります。JSTのWebページを見るとわかりますが、残念なことにXHコネクタには中継コネクタのラインアップがありません。 でもいろいろ探してみると、JSTの純正品ではないようで

      • ブラシレスDCモーターを自作してみる

        ブラシレスDCモータ。電子工作をしていて聞いたことはあるけれど特に使う用事もないし難しそうで触ったことがなかったのですが、ちょっと考えるきっかけがあってYoutubeでいろいろ動画を見ていたら、「ただ回すだけならなんとなくできそうか?」と思い、勉強のために作ってみることにしました。 ブラシレスDCモータとは何か? Webでいくつかのページを見てみた結果、よくわかりませんでした…。似たものがあって区別がはっきりしないのですが、概ね下記のような感じだろうと理解しました。 永

        • フィラメントドライヤをもうちょっと便利に.お手軽改造

          乾燥剤と温度計を入れたい 去年の夏に3Dプリンタを買ったとき,一緒にフィラメントドライヤも買ったのですが特に吸湿らしい現象には遭遇せず,「ABSフィラメントは吸湿の問題はあまり発生しないのかな?」と思いながら単にスプールホルダ兼ケースとして使っていました. そして先月,初めて吸湿による現象(発泡)に遭遇し,初めてフィラメントドライヤを動作させました.実際使ってみたら「乾燥剤とか温度計を入れておけたら便利そう.」と分かったので,お手軽に改造してみた紹介です. 使うもの 私

          3Dプリンタと型取りゲージで曲面にピッタリ合う部品を作る

          曲面にぴったり合う部品を作りたい ナーフというスポンジの弾を発射するおもちゃがあります.銃の形をしているものが多い中,こんな面白い形のものがあったので買ってみました. これに3Dプリンタ製の部品を加えて工作をしよう思ったのですが,曲面で構成されていて物差しやノギスでの測定ではピッタリ合う部品を作るのは難しそうです. 曲面の測定というと3Dスキャナが思い浮かびます.近年だいぶ安くなってきたようでAmazonを見てみると10万円くらいで買えるものもあります.これはこれで面白そ

          3Dプリンタと型取りゲージで曲面にピッタリ合う部品を作る

          3DプリンタAdventurer3Xのチューブとジョイントの交換

          Adventurer3Xのエアチューブジョイントが壊れた FLASHFORGE社製の3DプリンタAdventurer3Xを使っていますが,出力途中でプリントヘッド側でチューブが抜けてしまいました.ジョイントを外してみたところ,中から割れたロック爪が出てきました.どうやら壊れたようです. Adventure3Xを買ったときについてきた予備のエアチューブジョイントがあったので交換して使っていたのですが,出力中の様子を見ているとどうやらエクストルーダがフィラメントを押したり止め

          3DプリンタAdventurer3Xのチューブとジョイントの交換

          マキタの電動草刈り機でナイロンコードカッターを使いたい

          電動草刈り機+ナイロンコードカッター 以前紹介したとおり,私はマキタの充電式草刈機(18V)を使っています.エンジン式草刈機(刈払い機)と比べて,軽い・静か・振動が小さい・扱いが面倒なガソリンが要らないという点で優れていますが,パワーでは劣り,回転数も最高で6,000rpm程度しかないため,ナイロンコードカッターの使用にはあまり向いていません. でもやっぱりチップソーは石に当てないよう気を付けたりするのが大変なので,ナイロンコードカッターで刈れるところはなるべくナイロンコ

          マキタの電動草刈り機でナイロンコードカッターを使いたい

          3Dプリンタの造形物の底面をなめらかにしたい

          はじめに FDM(熱溶解積層方式)の3Dプリンタで底面側に隙間があるモデルを出力する場合,サポート材を付けても底面(裏側)は凸凹になりがちです.置物を作る場合はあまり問題にならないのですが,機械的な機能のある部品を作るような場合は困ることがあります.これまでなんとなくうまくいっていたのですが,フィラメントを変えたらうまくいかなくなってしまい,ちょっと考えてみました. 使っている3Dプリンタ FLASHFORGE社製のAdventurer3を使っています.フィラメントは艶

          3Dプリンタの造形物の底面をなめらかにしたい

          M5Stackの開発環境にPlatformIOを使ってみたメモ

          M5Stack(ESP32)の開発環境としてArduino IDEを使っていると,どうにもビルドが遅くて困ることがあります.Googleで検索してみると,どうやらVSCode(Visual Studio Code)とPlatformIOを使った開発環境だとビルドが速いらしいということで,試してみました. 結果,ビルドはずいぶん早くなりました.大変ありがたい.開発環境構築方法は多くの方が詳しく紹介されていてその通りにインストールすれば使えるようになります.今回は実際に使うところ

          M5Stackの開発環境にPlatformIOを使ってみたメモ

          マキタの電動草刈り機を分解してみた

          故障した電動草刈り機 8年くらい使用していたマキタの電動草刈り機が故障してしまいました.修理はあきらめて新しいのに替えるのですが,捨てる前に分解してみました.中身を見てみたい人もいるのではないかと. マキタの充電式草刈機MUR182UDというもので,2013~2014年頃に購入して8年くらい使いました.故障の症状としては,動かなくはないのだけれど回転数が上がらなかったり,電池が切れる前に止まってしまうという状態です.春~秋の休日しか使いませんが,セイタカアワダチソウとか木の

          マキタの電動草刈り機を分解してみた

          無料で使える3D CAD

          趣味の工作で3Dプリンタを使う場合,一緒に無料で使える3D CADを使うことが多いと思います.3D CADについては全くの初心者なのですが,3つほど触ってみたので紹介します. Fusion 360 Autodesk社の3D CADで,個人的な趣味や非商用目的の設計製造であれば,無償版が使用できます. 個人的に趣味の工作などに使用するにはピッタリな3D CADだと思います.無償版は機能が一部制限されるものの趣味の工作には十分ですし,日本語の書籍やインターネット上の情報が多く学

          無料で使える3D CAD

          3Dプリンタで部品を作る

          3Dプリンタを買いました.電子工作に使う部品がいくつか簡単に作れたので紹介です. 3Dプリンタ なるべく簡単そうなのが良いと考え,FlashforgeのAdventurer3Xを選びました.Adventurer3シリーズは,3 / 3 Lite / 3S / 3Xの4種類がありますが仕様に大きな差はないようで,3Xは0.3mmノズルやカーボンプラットフォームが付属するというものです. すでに後継のAdventurer4が発表されている(発売はまだ)ようですが,大きさはとりあ

          3Dプリンタで部品を作る

          電子工作でよく使うコネクタ

          電子工作で私がよく使っているコネクタを紹介してみます. JST XHコネクタ JST(日本圧着端子製造株式会社)の2.5㎜ピッチコネクタです.ロボカップジュニアによく使われるロボットキットTJ3Bに採用されているというところがきっかけで使い始めました. 特徴として ・2.5㎜ピッチなのでユニバーサル基板に使用できる ・2~20ピン,ストレートとラインとアングルあり ・定格電流3Aで小規模な電子工作にちょうど良い ・秋月電子,共立電子,千石電商,マルツパーツなどで販売され入手

          電子工作でよく使うコネクタ

          M5Stack UIFlowを使ってみる その1 配列

          M5StackにはUIFlowというビジュアルプログラミングができる環境が用意されています.Pythonの知識があまりなくても手探りでもなんとかプログラムが作れます. 使ってみてちょっとつまった部分を紹介してみます.今回は2次元リスト(2次元配列)についてのメモです. リスト(配列) Arduinoでよく使われるC/C++言語では「配列」と呼ばれますが,UIFlowはPythonの用語を使うようで「リスト」と呼ばれます. 下の図のようにいろいろブロックが用意されています.

          M5Stack UIFlowを使ってみる その1 配列

          カムロボにラインセンサを搭載する

          マイコンロボットの定番アプリケーションであるライントレースができるようセンサを追加します.通常の白黒(明暗)の検出に加えて色も検出できるラインセンサを搭載します. 今回使用する「カラーラインセンサ」は,近所のロボカップジュニア教室の手伝いで使うために数年前に作ったものです. ・フルカラーLEDとフォトトランジスタでカラーセンサを構成 ・センサは5組搭載 ・I2Cで通信 フルカラーLEDとフォトトランジスタでセンサを構成 部品代を安く済ませるため,専用のカラーセンサICは使

          カムロボにラインセンサを搭載する

          カムロボの目をLEDで光らせる

          カムロボの目の部分にフルカラーLEDを取り付け,M5Stackからの制御で光らせられるようにします. 前回,カムロボにM5Stackを載せました.M5StackにはLCDが付いているのでそれで情報の表示はできるのですが,LEDがあるとより便利ですし,ロボットの目は光った方がそれっぽいので. 今回も基板を作りました. ・マイコン内蔵フルカラーLEDを5個搭載 ・M5Stack/UIFlowから制御可能 また,RGBの色をきれいに散らせるように半透明のアクリル板で拡散板も作っ

          カムロボの目をLEDで光らせる