ふくふく日記_240803~ベトナムな土曜日~
土曜日。仏滅。暦の上では「大暑」、七十二候では「大雨時行」に入った。大雨が降る時期ということだが、幸いにも私が住んでいるエリアでは今年に入ってゲリラ豪雨もまだそんなに多くはない。とはいえ、台風シーズンはこれから。各地ですでに気候変動によるさまざまな被害が出ているが、これ以上大きな被害に見舞われませんように。こればかりは人間は無力、天に祈るばかりだ。いや本当に無力なのか？
話は変わるが、私が読んでいる季節手帖によると、大雨のことを銀竹というらしい。空から激しく降りつける雨を“銀色の竹”に見立て生まれた言葉という。今よりずっと不便な世の中だったのに、ネガティブには感じられない美しい文字にして紡ぐ、、、昔の人は風情があるなあ。
朝ランは夫だけ。私はまたズルして休む。睡眠障害が続いているから仕方ない。8時半頃、ゆっくりめに起きてグリーンスムージーとヨーグルト。ベランダのイチジクとハーブ、リビングの観葉植物に水やり。30分ぐらいかかって、汗をびっしょりかく。水やり後、クーラーをつける。
昼は、以前カルディで買った牛ダシのベトナムフォー（乾麺）を作る。今日食べると決めていたので、前日にスーパーで安い牛肉の切り落としを買っておいた。沸いた湯の中で肉をさっと茹で、その茹で汁をスープにする。牛肉、もやし、紫玉ねぎ、ゆで卵、ベランダのミント、青唐辛子をトッピングして、レモン果汁をたら〜りと入れれば完成。めちゃくちゃ好みの味になった。本当はレモンではなくライムがよかったのだけれど。このクオリティならわざわざベトナム料理屋に行かなくてもいいじゃん、というほどの出来だった。飲みすぎた日の翌日の昼にもいい。
午後は太陽が照りつけるなか、LOOPに乗って焦げながらマチコさんのオフィスへ。私とマチコさんにウクレレの楽しさを教えてくれたイラストレーターの高橋さんが久しぶりに顔を出してくれて、三人で何曲もレッスンした。冬頃、内輪のタコパかなにかで演奏したいね、なんて言いながら。レッスン後にビールで暑気払い。
18時過ぎに夫と中目黒銀座で待ち合わせしたら夏まつりをやっていて、今日は阿波おどりの日だった。サイドに飲食店がひしめく狭い商店街を次から次へと阿波おどりチームが通りすぎていく。暑さを忘れてみんな楽しそうに踊っている。我らは人混みをかき分け、お目当ての電気屋で蛍光灯を買い、逃げるように駅近ビルにあるカルディに入る。そして昼食べたベトナムフォーの袋麺セットと、10枚入りのライスパーパーを購入。
夜は昼の気分を引きずり、生春巻き。豚しゃぶ肉、サニーレタス、アルファルファ、万能ネギをライスペーパーでまく。何本かにスライスチェダーチーズを入れてみたら濃いめの味になっておいしかった。鯛のカルパッチョ。茹でた枝豆と自然派ロゼワイン。あとは……忘れてしまった。ワインの後、なんだか物足りなく、3年ものの梅酒をロックで。砂糖控えめに仕込んだので、好みの味に仕上がっている。来年は梅酒と梅シロップを仕込もう。
