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口腔癌について 初診〜診断まで

こんにちは
某大学附属病院勤務のメンズナース28歳です

前回は情報の取捨選択についてお話ししましたが
いよいよ本題です!!
素人にもわかるよう説明したいと思います

舌癌の診断アルゴリズムについて

舌癌の診断には、主に以下のステップがあります。

  1. 症状や全身状態の把握(いわるゆ初診での問診)

  2. 画像検査による診断
    画像検査には以下がある。
    ・CT(比較的硬い組織:骨やリンパ節などを見る検査。もちろん、病気の大きさも判別できるがMRIのほうが得意分野。)

    ・MRI(柔らかい組織を調べる検査。病気の深さ・大きさを把握することができる。)

    ・PET-CT(がん細胞は糖分をよく取り込む性質がある。この検査では糖分を使用しほぼ確定診断を下すことができる検査。)

  3. 生検検査
    一般的にはこの検査で確定診断を下す。
    細胞を採取し顕微鏡下で観察し病理検査による診断が行われる。
    舌の細胞を顕微鏡で観察し、がん細胞の有無、進行度、浸潤度、増殖度などを評価します。

以上の検査から確定診断を下します。
確定診断を行わないと治療方針が確定しません。

確定診断をするまでに1ヶ月はかかります


ので、検査中や確定診断がつくまでの期間は病気が進行します。

したがって、早期の受診をお勧めします。


何か、知りたいことがあればいつでも質問お待ちしています。


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