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「低音」に魅せられて
わたしは子どものころ、テレビでオーケストラの演奏を視聴した時、チェロの演奏者を見て思いました。
「手は動いているのに、なぜ音は聴こえてこないのだろう」と。
しかし、もう少し成長してからオーケストラ演奏を聴くと、チェロやコントラバスの低い音がボンボンと鳴っていることに気がつきました。
もっと大きくなった時、チェロなどの低音楽器が演奏のなかで重要な役割を担っていることを知りました。演奏を支え、楽曲に厚みを持たせているのです。
ロックをよく聴くようになった高校生のころ、わたしはベースの音が好きになりました。やがてドラムセットの一番大きなたいこ(バスドラム)の音も気になるようになりました。
楽器から放たれる低い音は身体にドンドンと響き、わたしの心を揺さぶります。いつの間にか、わたしは低い音が好きになりました。それからはどんな音楽を聴くときも、低音楽器の音を探しながら聴くようになりました。
娘が高校生だった頃、わたしの低音好きは楽器に限ったことではないのだと気づきます。人の声も低い声が好きだったのです。
歌手や俳優も見た目だけではなく、声に注目していました。グループで歌うアーティストの楽曲を聴くときも、無意識に低い声の人を探していたのです。
ちょうどこのころ、娘とアニメを観るようになりました。声優には魅力的な声の方がたくさんいますが、わたしは当然、低い声の声優に興味を持ちます。
そんなわたしが好きなアニメは
「ユーリ!!! on ICE」
「ACCA 13区監察課」
「呪術廻戦」
「文豪ストレイドッグス」などです。
わたしにとってはストーリーのおもしろさはもちろん、低い声がすてきな声優が大勢出演しているのも魅力です。
アニメ以外の番組(ニュースやバラエティー、ラジオやCM)でも、低い声を聴くとドキリとします。安らぎを与えてくれることもあれば、勇気をくれる瞬間もあります。
もちろん
「一番好きな声」というのもあるのですが、今回は話がそれるので割愛させていただきます。
楽器の音や人の声。これからもさまざまな「低音」に胸をときめかせて毎日を過ごしたいです。