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タコス「風」でなんとか

料理の稿です。

自分のフォロー先の方が、タコスミックスというスパイスを使った料理を作ってらして、そういやぁタコスしばらく食べてないなぁ、とは思っていたのです。

で。
本州の外れに住んでいる関係で、なかなかタコスを気楽にふらっと食べに行ける、という環境ではない。ので、いっちょ自分もつくろうかな、と。
が。
ハードルが高いのは、たとえばカルニタス(プルドポークのタコス)なら、豚肉の長時間の煮込み。そして、トルティーヤ。
具を仕込んで、サルサを作って、トルティーヤまで練って焼いていてはまる一日潰れてしまいます。
なので、簡易版を考えてみました。名付けて。

タコレタス。

トルティーヤ(皮)の代わりに、レタスで包もう、というもの。
というわけで、必要材料を買い出しに。

で、買ってきたもの(と、家にあったもの)の一覧が、こちら。
(※今回、自分にしてはめずらしく、ちゃんと写真を撮っておりますが、いかんせん自分には写真の才能がかけらほどもないために、たいへんお見苦しい絵になっていることをお詫び申し上げます。すみません)


これに、レモンとにんにく一かけと醤油少し、塩胡椒が加わります。

なんでも、フォロー先の方のお話では、タコスをつくるためのタコスミックスというスパイスがあるらしいのですが、田舎のスーパーにそんなものはありませんでした。
なので、家にあったクミンとオレガノのスパイスとトマトジュースで戦います。

さて、作り方です。

≪材料≫(だいたい3~4人前)

・挽き肉 300~350g
・レタス 半分~1玉
・たまねぎ 大1こ
・トマト 小2こ 大なら1こ
・ドリトスのタコス味 1袋
・にんにく 1かけ
・レモン サルサ用に、半こ程度(別に、味付けでもつかいます  全部で最低限2こは欲しいところ)
・ラード 少し

≪タコスミートの下味群≫

・トマトジュース 50cc
・コーラ 100cc
・クミン 二振り程度
・オレガノ 二振り程度
・あればパプリカパウダー 二振り程度
・醤油 少し
・塩胡椒 それぞれ三振り程度 肉にしっかり下味がつく程度に

≪味つけ群≫

・タバスコ 好きなだけ
・レモン 好きなだけ

≪作り方≫

・フライパンにラードと挽き肉を入れ、塩胡椒を振ってから点火。炒めながらにんにくを刻んで入れ、≪タコスミートの下味群≫を全て入れてよく混ぜ、汁気がなくなるまで火にかける。


挽き肉を炒め始めた状態。これに≪タコスミートの下味群≫を全て入れ……


この状態になるまで炒めあがったら、タコスミート完成

・レタスの玉から葉をむいて、水につけておく
(これがトルティーヤ代わりの皮になるので、できるだけ破かないように。あとで、食べるときに好みの大きさに破って食べます)

・サルサ用、かつ、トッピング用のタマネギをみじん切りし、水にさらしておく


水にさらしておく、の図

トマトをみじん切りする


もっと細かく、なんなら潰してもいいです

トマトと、タマネギを少し取って合わせ、レモン果汁とタバスコをばしっとかけて混ぜておく(サルサできあがり)


トッピング用サルサ


準備完了の図

さて。
あとはレタスをいい大きさにちぎり、そこにタコスミート、サルサ、たまねぎを乗せ、好きなだけタバスコとレモンをかけて、ドリトスをつまみながら口いっぱいにほおばるだけです。

≪反省会≫

なぜドリトスをつまむかというと、トルティーヤを使わなかったのでコーンの風味がほしいからです。ドリトスを口でかじるだけで、気分はもうタコス。

なお、上記ではレモンを使ってますが、より本格を目指すならやはりライムです。ただ、皮にレタスを使っておいて本格もないもんですが。
あ、あと、トッピングにはほんとうはパクチーもほしかった。田舎のスーパーにパクチーなどない。

ちなみに、どんなにレタスを小さくちぎったつもりでも、一口はわりと大きくなり、思った以上にぽろぽろこぼれて手が汚れまくります。
傍らにティッシュ箱は必須です(どうしてそんなものを紹介しようと思ったのか……)

味は、ものほんにウマいです。要は、タコライスのライス抜きですから、味は保証済みです。トルティーヤじゃないからヘルシー! ただ、ヘルシー志向ならタコスミートなんて食べない。そもそもタコスがハイカロリー。

あと、お好みでチーズなどのせても。Tex-Mexでは、ビリヤタコスという、山羊肉のタコスミートにチーズをどっかりのせた、凶悪なタコスがあるとか。

《追記 2024.8.30》


昨日の夜と、今日の朝で完食。トッピングの配分を考えながら食べるタコスはなんか悲しいがそれでもうまい。

タバスコはバカがけするほどうまいので、家にタバスコが余ったらタコスをやるといいです。トルティーヤの仕込み面倒なら、餃子や春巻の皮を切ったものとかでいけないかな?  トルティーヤのかわりに。

あ、もちろん焼いてくださいね。

ちなみに後ろに写ってますが、自分はレモン果汁の代わりに、シークワーサーの瓶詰めを常備してまして、レモンが必要な場合は全部これ使ってます。
レモンは高いし、レモンコンクはなんか好きな味じゃないので。
高いんですけどねシークワーサーの瓶詰め。でも、そのお値段に見合う味は保証します。
酸っぱいもの好きならぜひ。

トルティーヤじゃないぶん腹にたまらないので、驚くほど量を食べられます。肉の脂分はレモン(シークワーサー)とタバスコの酸できれいに切れるので、翌朝のお腹もばっちり調子いい。肉が胃もたれする、という方は、酸っぱい味付けをして食べることをおすすめします。どこの国でも、肉は酸味をつけて食べています。日本だけですよ砂糖醤油が最高!  でそればっかりなのは。しゃぶしゃぶもポン酢つけて食べますでしょ?

ドリトスは一袋だと余るので、残ったドリトスはおやつの時にどうぞ。
このタコレタスをやるときは、袋の底の粉々になった分を振りかけて食べ、おやつにはきちんとした形の奴を食べれば気持ちよくなくなります!

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