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うまトマハンバーグRTA

料理の稿です。

近所に松屋がないのでよく分からないのだが、うまトマハンバーグの販売が終わった、とか。それもけっこう前に。
私はとある芸人さんのYoutubeを観ることを楽しみにしており、このうまトマハンバーグを「自分で調理してみよう」という動画で、
「そういえばうまトマハンバーグって料理があったなぁ」
とおぼろげに思い出した、というところだ。

正直なところ。
味の記憶は定かではない。
だがそれは、当時は自分自身がまだトマトに対してあまりいい印象を抱いていなかった。むしろ嫌いな部類に入っていたがための敬遠だろう、と思う。
今ではトマトは大好きだが、近隣に松屋はないため、購入による味の確認は叶わぬ。
ならば私も、自作することでこの松屋の夏を享受すべきではないか、と考えた。

ただ、相手はファストフード、時間との勝負を生業とする専門店だ。
こちらも、できるだけ時間をかけず、手早く作れなければ、それは往復の運賃を使ってでも松屋に行けばいい、という結論に至ってしまう。
なので、RTA……できるだけ手早く、このうまトマハンバーグを仕上げ、腹に入れねばならぬ。そう思った。

では早速、作っていこう。


≪材料(3人前)≫

サラダ油が映ってますが、これはいらないです。
あとこれに、卵とめんつゆが加わります。また画像挙げ忘れ……。
  • ひき肉: 300g前後

  • 玉ねぎ: 大1個

  • にんにく: 1かけ(小さいものなら2かけ)

  • トマト缶: 400gのものを、半分

  • 卵: 1こ

≪調味料群≫

  • ケチャップ: 大さじ1

  • ウスターソース: 大さじ2

  • 塩胡椒: 適量

  • 砂糖: 小さじ2

  • ワイン: 50ccくらい

  • コンソメ: 1かけ、もしくは小さじ1

  • めんつゆ: 大さじ1~2


≪作り方(RTAなので、できるだけ早く、使う調理器具も少なくします)≫


たまねぎとにんにくを用意します


両方、できるだけ細かいみじん切りに


フライパン(火はついてない)に、ひき肉、みじん切りたまねぎの1/3を入れ、卵、砂糖小さじ1、塩胡椒6振りくらいを入れます。
あと、もっとおいしくしたければ、ここにさらにナツメグ、牛乳、パン粉を加えます


手で良く練って整形し、空気を抜いて真ん中をへこませます
全部フライパンの中で完結させます
ここまでやったら、火をつけます 火は中火より少し強いくらいの火です
蓋をします
おおよそ片面3分くらい 表側の色がこれくらい変わったらひっくり返しどきです
ごらんの通り、油を入れなくても脂がひき肉からにじみ出ています
(※ひき肉から出る脂は臭みが強めなので、すっきりした味を求めたい方はこの脂をキッチンペーパーなどで拭き取り、オリーブオイルなどを足すとよいです  が、やや肉肉しい臭みがある方がワイルドな味になるし、玉ねぎにんにくの香りがある程度臭みをマスクしてくれるので、正直拭き取らずそのままでいい、とは思うのです)


ひっくり返したところです
焦げ目がきちんとついていることを確認したら……


のこりのみじん切りたまねぎ、にんにくを入れ、塩胡椒を2振りくらい振ります
蓋をして、3分弱といったところです


たまねぎとにんにくが炒まっていることを確認し、残りの材料、調味料を入れていきます
缶トマト(トマト缶のへりに付いたのこりのトマトは、水を適度に足し、洗うようにしてからフライパンへ入れます)、コンソメ、砂糖小さじ1、めんつゆ、ワイン、ケチャップ、ウスターソース
トマトはヘラなどで軽く潰しておきます
今度は蓋をせず、水分を飛ばすように煮詰めていきます


トマトを潰しておくと、きちんと煮えてくれます


おおよそ水分が1/2になり、ソースがとろっとしたらできあがりです
味見をして薄いようなら、塩とウスターソースを少しだけ加えます


一人前を器に盛って、いただきます

このRTA、調理時間は野菜を切るところから始めて、正味30分でした。
早炊きで米を炊いて10分余るくらいです。

≪反省会≫

玉ねぎを最初に炒めないでハンバーグを作る、という方法は特に目新しいものではありません。
ちなみに、「お母さんがお弁当に入れてくれるような」ハンバーグの味になります。炒めた方がお店っぽい、プロっぽい味になることはたしかです。
ただ、それが旨いかというと……正直、これは「煮込み」ハンバーグなので、「焼いて」おいしいハンバーグである必要はない、と思ってます。
なので玉ねぎは炒めず、としました。

その代わり、ソースの方に使う玉ねぎ、にんにくはきちんと炒めております。ハンバーグの片面を焼く過程で一緒に炒める、という時短テクを用いています。ここでも飴色になるまで炒めなくても充分旨いので、これでよしとしています。

トマトの酸味は、缶詰を使うとどうしても出てしまいますが、このうまトマハンバーグという調理に限っては、むしろトマトの酸味があった方がおいしいのでは、と思っています。
ただ、食べてみて、その酸っぱさが許せない、という方は、トマト缶の代わりにトマトジュースを使ってみてください。
逆に酸味が足りない、という方は、レモンを少し搾って加えるとよいです。

このうまトマハンバーグに限らず、煮込みハンバーグという料理の一番の利点は、ハンバーグでやりがちな、外が焦げて中が生焼け、という事態がまず起きないことです。
その代わり、煮込み時間を誤ると(煮込み過ぎると)、ハンバーグ内の肉汁が流出してしまい、パサパサのハンバーグとなりますが。
ただ、そうなったとしても肉汁はソースに溶け込むし、このソースと一緒に食べればいいだけなので、パサパサになったとしてもそれなりに食べられるものとなってくれます。
いわば常に78点くらいの出来が保証されている。これは家庭料理としてみた場合かなりの利点といえましょう。

余ったトマト缶は冷凍保存すれば日持ちします。
ジップロック等に入れ、口をよく閉じてから冷凍庫にお入れください。

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