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女ひとりでアルゼンチンヒッチハイク



こんにちは。

東京NSCに通っておりますくれないはるかです。



みなさんは、ヒッチハイクをしたことありますか?


私は割とビビりなので、
大学生の時やってみたいなと思っていましたが
何かあったら怖いなと思い

なかなか1人でする勇気が出ず。

名古屋から東京を友達とヒッチハイクしただけで留まりました。
眠すぎて、運転手との会話を全て友達に委ねて
後部座席で居眠りしていました。

ヒッチハイクは会話を楽しむ目的で運転手が私たちを乗せてくれるので
初っ端からかなりタブーをやってのけました。





そんな私が

ひとりヒッチハイクデビューしたのは

なんと日本ではなく、海外。

しかも南米。




アルゼンチン🇦🇷



日本より治安が悪い国です。



(アルゼンチンと聞くとジャルジャルの国名わけっこがどうしても頭で流れます。)



その日、私はアルゼンチンのサルタ市内の宿に泊まり

現地で仲良くなった日本人5人と行動をともにしていました。


アルゼンチンの有名観光地であるサリーナス・グランデス(Salinas Grandes)とクエスタ・デ・リパン (Cuesta de Lipán)に自転車で行こうと計画。

異国での自転車旅は楽しかったのですが、
私は運動神経も持久力もありません。


かなり遅れをとりながら3時間ほどかけて目的地まで行きました。

みんなで自転車
土埃がひどい
右にいるのが私


目的地に到着
遠近感がバグる
壮大な地層
目的地に到着



万年運動不足の私には、片道3時間という距離に加えた坂道がとてもキツく

帰り道では

「宿に帰れなくて良いからもう地べたで寝たい」

と思うほどに

疲労困憊していました。



友達はとても優しかったので私の走るスピードに合わせてくれていましたが、
それも申し訳なく
各々のペースで先に帰ってもらうことにしました。




そんな中で事件発生。


ツクツクのデカイ石をタイヤで踏んで

私の自転車がパンクしました。

完全に再起不能。


引っ張って帰ろうとしたけれど、

自転車で2時間かかった距離がまだ残っています。

しかもガタガタの山道。

帰れる訳ないやん。


詰みました。


人通りも車の通りもない。

もうこれは終わり。



念願だった「地べたで寝る」を実行しようと思ったその時。



車が一台通りました。


思わぬ救世主登場。


慌ててヒッチハイクのジェスチャーをして、車を止めました。
やべえ人間を止めたとしても、
地べたで寝るより
全くわからない道で途方に暮れるより
良いじゃないかと思い必死で止めました。



幸運なことに
車に乗っていたのはアルゼンチンに観光で来ていた若い西洋人男性2人組。


「サリーナス・グランデスとクエスタ・デ・リパン に自転車で行ったら帰り道にでかい石を踏んでしまってパンクしたんだ。だからとても困っている」と伝えました。

するとまたもや幸運なことに、
西洋人二人組も同じサルタ市内に宿泊しているとのこと。


優しい2人は私の自転車を車に積んでくれ、宿まで連れて行ってくれました。





こうなると私の勝ち。



快適な車内からアルゼンチンの風景を楽しみ
宿までひとっ飛びしました。


途中、体力の限界を迎えながら頑張って自転車を漕ぐ友達に
思いっきり笑顔で手を振って
颯爽と車で追い抜きました。


行きの道では私のペースに合わせて漕いでもらっていたのに
ありえん奴です。

最低ですね。


宿に着いた時も西洋人は私の自転車をおろしてくれるという紳士っぷり。
心から感謝してお別れしました。




もちろん宿に誰よりも先に帰った私は、
誰よりも疲れてはいないはずなのに
誰よりも早くリラックスタイムに突入。

優雅に友達を待ちました。


宿で待っていると、汗だく&土まみれの友達が登場。

(自転車で行き来していたのは土の道だったので身体と顔がとても汚くなっていました)



パンクしてくれて良かった。
パンクしてくれたから、優雅な帰り道になりました。


もう一度あの西洋人2人に会いたいなあと思いますが
絶対会えません。


顔も名前も覚えていません。


人生一期一会。


本当にありがとう。



ちなみに、ヒッチハイクでとても良い思い出を作った私ですが
用心深い性格なので
あれ以来一度もしていません。
おすすめもしません。

たまたま良い人たちに巡り会えただけなので。

怖い人間を引き止めたら人生終わるので。


そこのスリルを楽しみたい人は


ぜひヒッチハイクしてみてはいかがでしょうか。


何かあっても責任はとりません!




ちなみにおすすめは二人組でのヒッチハイク。
単独ヒッチハイクは海外でしない方が無難です。




では、次の更新をお楽しみに!!!


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