きづきのつづき
私が心理カウンセリングを学んでみようと思ったきっかけが
京子ちゃんだった。
完治しない可能性の高い病が見つかり、辛い心の持って行き場を探しているような京子ちゃんの姿を見て、何も言えない自分がもどかしかったし、励ますことも出来ない自分が情けなかった。
せめて上手にお話を聞いてあげることが出来れば、少しは心を軽くしてあげられたのではないか、と思ったのだった。
それから約半年。
素敵なお仲間に恵まれて、楽しく講座を受講することが出来た。
知らなかった言葉もたくさん知ったし、自分が無意識に感じてきたことを言葉にして学ぶことによって、新たな発見もあった。
分かっているつもりで分かっていなかったこと、気づかずに押し込めている自分の本心、傷つかないように自分の心を守ろうとする心の癖など、思っている以上に心って複雑だったんだと知ることが出来たように思う。
でも今の段階では、複雑だったこと、を知っただけで、それをきちんと理解することも実際に活かすこともままならない。
簡単にもどかしさはなくならない。
無くならないけど、自分自身の小さな気づきにはつながっている気がしている。
そもそも、京子ちゃんをきっかけに始めたカウンセリング講座だったけど、学ぶ中で気づいた気持ちがある。
本当は、自分が誰かに話を聞いてほしかったのではないか。
自分が聞いてほしかったのに、自分自身に正直になれなくて、京子ちゃんのためにとの大義名分を持つことで、始めるきっかけをもらった。
そんな気がする。
せっかくもらったご縁だから、少しずつ自分のペースで気づきや学びを深めていきたいと思う。