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民主主義を破壊する独裁者のない世界の実現に成功した星の話

物語の設定

宇宙人が未開の星に移住するという設定で、架空の星に経済と環境の両立を実現する理想社会をつくってみました。

その星に住む移住者たちは、環境問題だけでなく、いま我々が有効な解決策が見つからず困っている様々な課題の克服も試みています。

ここでは、移住者たちがどのようにして難題を解決したのかを続き物で紹介していきます。
ガイド役は、理想社会の創造に携わった移住者が務めます。
では、お楽しみ下さい。

前回の話

前回は、宇宙移民の考えた政策立案を成功させるイノベーションを紹介しました。
その記事はこちらです。

最初の記事はこちら
次の記事はこちら
目次はこちら
持続可能な社会のつくり方について書いた記事はこちら
理想社会の設計方法について書いた記事はこちら

今回の話

今回のテーマは内閣です。

いま世界は、プーチン大統領が起こしたウクライナへの軍事侵攻で大変な目に遭っています。
この暴走を止めるべく、NATO加盟国や日本など多くの民主主義国家が団結をして様々な手段を講じましたが、ロシア軍の攻撃は弱まるどころかエスカレートし、ウクライナの都市は次々と破壊され、多くの市民の命が奪われてしまいました。

このような狂ったことを平気で行う人物がトップにいられることを不思議に思いますが、それはロシアが完全な民主主義国家でないことに原因があるのでしょうか?
確かにロシアのような権威主義の国では、プーチン氏に似たトップが独裁的な政治を行っています。
しかし民主主義国家の手本にされるアメリカでもトランプ氏のような人物がトップに選ばれたことを考えると、民主主義だから大丈夫だとは言えません。

NATOの脱退も考えていたトランプ氏が今も大統領だったらもっと大変な事態になっていたと思います。それを回避できたことだけは救いでした。
しかしトランプ氏が再出馬を考えていると伝えるニュースがありますし、同じようなタイプの人物が出てくることもありえます。
それはどの国においても他人事ではありません。

世界平和が崩れかけている現在、トップの人選を間違えると人類の未来は悲惨なものになるでしょう。
核戦争を使用する第三次世界大戦が始まるだけでなく、脱炭素社会の実現やSDGsの達成どころではなくなり、地球が人類の生存に適さない星になって、戦勝国も敗戦国も同じ自滅の道に進むことになりかねません。

こうした運命を迎えないようにするには、内閣の人選方法や内閣が暴走を起こさない仕組みを新たに考える必要があります。
そこで宇宙移民の発明した内閣イノベーションを紹介しながら、解決策を提案したいと思います。
未開の星にゼロイチで新しい理想社会を築けた宇宙移民とそれが不可能な私たちでは同じことができるとは言えませんが、現実的に使える数々のアイデアを盛り込んでいます。

では、宇宙移民の秘策を明かしていきましょう。

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