『時実新子全句集』を1年分ずつ読むnote #4

玻璃の中死は垂直に降りて来る
海へ来て急に無口となりし人
アドバルンものうく浮いている微熱
男男男と書いて敵と読む
花粉のように母となる身を逆らわず

『時実新子1955〜1998全句集』より

1958年、新子29歳の324句から5句引用しました。

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