『時実新子全句集』を1年分ずつ読むnote #20

まして真夜中のモナリザこそ憎し
胸の中 蟹が一匹また一匹
コーヒーショップぐるみ沈んで花咲く街
ますかっと夫人に憂い尽きざるか
小羊の顔にポツンと雨になる

『時実新子1955〜1998全句集』より

1974年、新子45歳の句から5句引用しました。

いただいたサポートは「川柳句会こんとん」の運営に使わせていただきます。