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UXって言葉を嫌いになりかけてるあなたへ

こんにちは、日本酒のお祭りがあるのに相手がいなくて家で薬膳酒を飲んでいるkureaです。茎わかめうめ〜。

さて、まずこのタイトルで何かを思い、タップorクリックしただろうあなたに一言。

「めっちゃわかる〜〜〜〜〜〜〜!!」

特に最近、企業に勤めているか関わるデザイナーさんや企画者さんはこの「UX」って単語を意味理解せず周りがめちゃくちゃ使って求めてくる現状に苛まれています。

あ、私がデザイナーだからデザイナーっつってますけど、最近この企業内での肩書きの無意味さを感じてます。新規事業、起業、ブランディング。どんな人も誰かを想いよくしようとするあなた、同じ悩みを抱えるあなたは同志。同志だったら肩組もう。


先にざっくり説明すると、UXというのは「User Experience(ユーザー体験)」の略、製品やサービスを使ったときに感じる「使いやすさ」「楽しさ」「便利さ」などのすべての印象や経験のことです。
 例えば、スマホのアプリが「使いやすい!」。
 例えば、レストランに行った料理や解説で「また来たい!」。
 例えば、スーパーでの買い物で配置が「分かりやすい!」。
これらは全て「全体的な体験=UX」となります。

知ってる人は飛ばしていいよ枠

んで、このUXが売り上げや満足度に大きく影響するゾ!というデータとかがはっきり出てきたこともあり、「人間中心設計」や「デザイン思考」といった考え方を含めた言葉が、一部の経営者の中で流行ってきているわけです。おそ。

逆に言えば、営業さんや設計者さんは、提案先にUXとかデザイン思考って言葉を使えばユーザー理解してますアピができると考える。
意味を理解せずとにかくUXUXゆうてる、そんな輩が完成するわけです。


めちゃくちゃUXに苛まれてる人 byGPT

少なくとも私や私と話す他業種のデザイナーさん、講師などと話すと、いろんなところから「この画面のUXやって」とか「来週までにこのUXを考えて」とか「ここのUXって何ですか?」みたいな謎言葉のマシンガンを喰らわされています。

そりゃ嫌いになっちゃうって。
せめてChatGPTちゃんとか使って1分学んでから依頼してくれって。
ごめんなUX…君(語)は何も悪くないのに…。

一応解説、知ってる人は下へどぞ。

「この画面のUXやって」
:この人は多分UI(User Interface/画面設計)のことを言っているんですが、「UXデザイン = 見た目のデザイン」って考え方する人はめっちゃくちゃ多いです。UXって表層じゃなくむしろ核となる部分のデザイン。へーって思った方、レベル上がりましたね。えらい。

「来週までにこのUXを考えて」
:UXはユーザーを理解するために、ユーザーや使用状況など調査分析をする必要があります。スピード重視の世の中ですが、ここで浅くするとその分提供する価値も浅くなります。オメェなめてんのけ?って私の悟空が毎回言いそうになる。

「ここのUXって何ですか?」
:UXは体験の全体(全て)に対してある言葉ですので、「ココ」だけのUXなんてないです。同じように、資料作るときにページ毎にUXが変わるようなことあってはなりません…知ったかぶらず素直に言いましょう、「ここで伝えたいことは何ですか?」って。

知ってる人は飛ばしていいよ枠2

同時に、同じデザイナーからの反発もあります。
これは時代として仕方ないことでもあるのですが、ユーザー調査やらストーリーやら、すぐにカタチに落とされないこの進め方や考えを「デザインとは言わねえ!」という、アンチUX的な輩も結構います。板挟みって悲しい…ないちゃう…。

おそらくこれはクルマなどのプロダクト係に多く、美しさやカッコよさを只管追求、自分たちがいいと思ったものを作りコンセプトを提示するやり方を好む人に多いです。
少し前まで(企業内で)求められていたのはこうしたデザイナーのエゴやアートの要素ですし、混沌な今の世の中で我を貫く精神は、一部界隈では必要とされるので、関わる分野をフェーズで分けてあげれば解決できそうです。
でもとりあえず、いきり立ってる時はなるべく私と関わらずに頑張っていってほしいなって思います。

企業的時代変化のイメージ図

ともあれ、毎日こんなんやってりゃあ、この言葉をなるべく使いたくなくなってくるのが人の心ってやつです。疲弊が見せる足掻きってありますよね。


私の場合、同じ分野にいない人と話す際は、なるべくこうした用語を使わず話し、グラフィックレコードなどのビジュアルも使います。誤認怖いし。
ユーザーは「使う人」、コンセプトは「伝えたいこと」。
UXの場合も「分かりやすさ」「使いやすさ」「(どういう)体験」というような感じです。

用語、というのは一見便利なのですが、個々に理解している深度や理解の仕方が違うのと、表面的な言葉なので自分ごととして考えにくくなる傾向があります。
そして、物事の考える経路も、言葉で考える言語思考者もいれば、絵や写真、フロー図で物事を考える人(ビジュアルシンカー)もいます。
あと単純に、「間違ってます」って急に否定されたことでふてくされたら困っちゃいます。

なのでやんわり理解させ、自分で気づいてもらう。きっとこれは何にでも使える教え方の一つです。
目の前にいる人がどう説明されたら楽なのかって考える、これもまたデザイン?…自己成長の試練だと思うとポジティブにいけますよ。


何が言いたかったか迷走したんですが、とりあえず同じような人がいるとしたら、アナタだけじゃないよ〜ってこと、言葉を嫌いになってもUXのことは嫌いにならないでください!ってこと
あなたがこの内容に悩んでいるのだとすれば、それは意味を正しく理解し、目の前の人たちに向き合っている証拠。つまりUXデザイナーとして優秀なんだよってことでした。


ふ〜、たまにちゃんと書こうとするとちゃんと書けてるんかわかんなくなって不安だな〜
文字数多くなってきちゃったので切っておきます。
ではまた(・・)ノシ


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