見出し画像

【読書記録】超動く家にて(宮内悠介)

 様々なネタ満載の、ともすればおバカとも取れる短編小説集。
 何せふざけ度合いは最初のページを捲った時から気合が入っている。是非とも冒頭を読み飛ばさない様に。

 最初の作品「トランジスタ技術の圧縮」についてはテレビ番組「世にも奇妙な物語」でも取り上げられていたので、知っている人も多いかもしれない。書き口は全体的に静かなので、テレビとの雰囲気の違いを味わうのも良し。
 勿論魅力あるのはその作品にとどまらず、すべての作品が何処か馬鹿馬鹿しくもあり、愛おしくもあり、切なくもある…。

 全ての作品が真面目にふざけている。好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?